2004年以来、17年ぶりの8連勝へ。 連勝の数字は勢いの大きさや強さだ [J23節 清水戦プレビュー]
決して順風満帆ではなかった7連勝
リーグ再開初戦のガンバ大阪戦を3-2で勝利し、連勝を『7』に伸ばした。
15年ぶりの優勝を成し遂げた2019年も終盤に7連勝を記録していて、そのシーズン最高の数字だった。もし明日の清水エスパルス戦に勝利すると、2004年1stステージから2ndステージにかけて記録した8連勝に並ぶ。つまり17年ぶりとなる8連勝にチャレンジするゲームだ。
ちなみに首位を快走している川崎フロンターレだが、今季の最大連勝は『5』。数字だけで比較するならば、すでにマリノスはフロンターレを上回っている。もっとも首位チームは無敗という優れた点もあるため単純に優劣をつけることはないが、連勝の数字は勢いの大きさや強さと言い換えてもいいだろう。
マリノスの場合、アンジェ・ポステコグルー監督から暫定的に指揮を執った松永英機監督、そしてケヴィン・マスカット新監督という3人の指揮官によって記録された7連勝で、これはかなりのレアケースだろう。おそらく世界的に見てもほとんど前例のない出来事ではないだろうか。
決して順風満帆な道のりではなかったからこそ価値が増す。畠中槙之輔やレオ・セアラは負傷欠場した試合があり、マルコス・ジュニオールには退場処分と出場停止があった。さらに中断期間中にオナイウ阿道が海外移籍し、前田大然は東京五輪出場のため2試合欠場せざるをえなかった。
主力選手にさまざまな出来事がありながらも総力戦で達成した7連勝だから、チームにとって誇らしい。
實藤が先発濃厚。そして前田がチームに合流
今節はチアゴ・マルチンスが累積による出場停止となる。
ここまでチームで唯一、開幕からフルタイム出場を続けていたチアゴ不在は大きな痛手。ハイラインの背後のスペースを一人でケアできてしまう特別な存在で、最も欠かせない選手と言っていいだろう。
代役には實藤友紀の起用が濃厚だ。
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