「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

レオ・セアラがハットトリックを達成。 圧倒的な得点力でマリノスを勝利に導く [J25節 仙台戦レビュー]

 

試合前に舞い込んできたうれしいニュース

 

ベガルタ仙台の守備に手を焼いたのは立ち上がりの15分くらいまで。その後はマリノスがリズミカルにボールを動かし、相手の守備ブロックの隙を面白いように突いてチャンスを作り出していく。

 

 

もっともレオ・セアラの先制点は相手を崩した形ではなかった。不意な形でゴール前にやってきたアバウトなボールに対し、仙台はDFとGKがコミュニケーション不足で交錯してしまう。しかしレオはそんなことお構いなしに勇猛果敢に突進し、いち早くボールに触れてゴールネットを揺らした。

 

 

レオの2点目は貴重な追加点となった。ペナルティエリア外でボールを受けると、ワンステップに近い形で右足を鋭く振り抜く。もともと持っているパンチ力が威力を発揮。このシュートがゴール左に突き刺さり、さすがのヤクブ・スウォビィクも触ることができなかった。

覚醒した背番号9の勢いは止まらない。マルコス・ジュニオールの得点をお膳立てしてチームの勝利を決定付けると、今度はそのマルコスから丁寧なラストパスを受けて冷静にフィニッシュ。前節の前田大然に続くハットトリックを達成した。

 

 

試合前には外国人選手の家族の来日について明るい兆しが見えてくるニュースが飛び込んできた。先日実施したヨコハマ・エクスプレスのインタビューでは愛する妻と生まれたばかりの娘をブラジルに残していることへの不安や寂しさを口にしていただけに、これ以上モチベーションが上がるニュースはないだろう。

 

ヨコエク

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