リーグ戦さながらのメンバーでエリートリーグ清水戦へ。 11日の広島戦に向けて有意義な時間を過ごす [エリートリーグ 清水戦レビュー]
チアゴが待望の実戦復帰を果たす
リーグ戦のない週末を利用し、Jエリートリーグの清水エスパルス戦を行った。
ここまで消化したエリートリーグではユース所属選手や練習生を中心に編成していたのに対し、この試合のスタメンはリーグ戦で主力としてプレーしている選手のみで構成。ベンチ入りスタッフもケヴィン・マスカット監督を筆頭にリーグ戦とまったく同じ顔ぶれで、つまりは公式戦同様の本気度で臨んだというわけだ。
加えて言えば18人のメンバーに入っていなかったマルコス・ジュニオール、エウベル、レオ・セアラ、喜田拓也、小池龍太、岩田智輝、前田大然の7選手はアクシデントではない。意図的に遠征に帯同せず、11日のサンフレッチェ広島戦を見据えて横浜に残ったという解釈でいいだろう。
ポイントはいくつかあったが、まずチアゴ・マルチンスの実戦復帰を記さないわけにはいかない。
8月後半の3連戦を負傷で回避していたが、今週からフルメニューを消化。そして、この試合では前半45分のみだが対外試合試合でプレーした。キャプテンマークを巻き、変わらぬリーダーシップでチームをけん引。ショートパスがズレる場面も散見されたが、この試合のピッチに立てたことに大きな意味があった。
試運転を終え、広島戦に向けた準備は順調に進んでいる。
角田が見せた成長と可能性
そのチアゴとコンビを組んだのは夏にプロ契約した22歳の角田涼太朗だ。
畠中の長期離脱によって左センターバックの席が空いた。基本的には温存という形でこの試合を回避した岩田智輝がレギュラー候補で、ベテランの實藤友紀がバックアッパーになるだろう。
だが、チアゴも含めてこれからアクシデントが起きない保証などどこにもない。現状4番手という立ち位置が変わらないにしても、左利きの角田を計算できる選手として置いておきたい気持ちは痛いほど理解できる。
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