「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「僕自身もチャンスだと思っている」 實藤友紀にはバックアッパーとして2021年を終わるつもりは毛頭ない

 

自陣でボールを持った背番号19は相手のプレスを華麗にかわし、するするとボールを持ち運んでハーフウェーラインを越えていく。その勢いのままアタッキングエリアに侵入し、隙あらば積極的にシュートを放つ。そのプレーはアタッカー顔負けだ。

 

 

實藤友紀は高校時代までFWやMFといった攻撃的なポジションだった。何が相手にとって嫌か、手に取るようにわかっている。そして大学からセンターバックにコンバートされたが、もともと持っている攻撃性能と積極性は失われていない。

「自分がFWをやっていて、パスだけでなく持ち運ばれるのはしんどいと感じていた。後ろから追わないといけないし、そうするとコースを限定できずプレスが無力化させられてしまう。それで相手が嫌がるプレーをしたいと思っているのと、あとはシンプルにゴールを狙いに行っています」

 そう笑い飛ばした。

 

 

最終ラインの軸として据えられてきた畠中槙之輔が全治6ヵ月の重傷を負った。チアゴ・マルチンスとコンビを組むのは守備のマルチロール・岩田智輝か、将来有望な左利きセンターバックの角田涼太朗か、あるいは経験豊富で攻撃力も魅力の實藤か。

 

 

 

ヨコエク

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