2021年09月28日 18時15分　
カテゴリ： 練習レポート

[コメント]

ケヴィン マスカット　監督

――横浜FC戦で引き分けた結果と内容について、選手にはどのようにフィードバックした？

「試合直後は終わったばかりで気持ち的に落ち着いて考えられなかった。次の日になって、落ち着いて見直したが、やはり前半はいつもの強度を出せなかった。1失点目についても簡単にやらせてしまった。後半になって自分たちのいつもの良さが見えたと思う。ひとり少なくなった中でも得点を狙って勝ち越し点を奪ったが、最終的には失点して同点で終わってしまった。前半と後半と局面の違いがあったという話を選手に展開した」

――特に前半は強度や走りの量で相手に上回られていたと感じる。強度について改善すべき点は？

「前半に強度を出せなかった理由はひとつではないと思うし、見ていても強度が低いことは分かった。後半はしっかり自分たちのやりたいことが出ていたと思う。その中でも相手にチャンスらしいチャンスは作らせなかったし、自分たちがボールを握ってコントロールしている時間帯は長かった。選手ひとりずつの強いキャラクターは10人になってからも出せていた。最後の失点はロングスローからで最初にボールを触ったが、シュートブロックでも（高丘）陽平が触ってくれた。でも最後のこぼれ球が相手のところに転がってしまった。この試合を教訓にして次の試合にやっていきたい」

――前節、湘南ベルマーレは川崎フロンターレを追い詰める戦いをしていた。どのように分析している？

「自分も川崎戦を見た。すごくいい試合を繰り広げていたし、力強さが見えた。自分たちは甘く見ているわけではないし、簡単な試合ではない。特に彼らは若い選手が多く、エナジーがみなぎっている。自分たちのサッカーを見せるためにしっかり準備しなければいけない」

――今日、角田選手がチアゴ選手と並んで練習していた。J1の試合に出場できる準備はできているのか？

「今日の練習の中でチアゴの隣でやっていた。今シーズンの途中から正式にウチの選手となって練習を積んでいる。常に成長しているし、その成長は日々見えている。経験のある選手の隣でプレーするのはすごくいい経験になると思う。高卒や大卒の選手はなかなか試合に絡めず、エリートリーグはあるが試合勘の部分で遠ざかっている。その中でも彼はいい選手になる素質を持っているので、引き続きやっていってほしい」

――途中出場で流れを変える役割を担っている杉本選手だが、スタートから使う選択肢に入ってきている？

「（杉本）健勇はシーズン途中に加入して、自分たちのサッカーを理解するために努力してくれた。いよいよポジションを掴みそうなタイミングで戦線離脱してしまったが、また戻ってきて列に並んでいる。今は前線にレオがいて、彼の状態もいい。競争の部分で彼らには良いモチベーションでやってほしいし、いつ起用されてもいいように準備してほしい。起用について自分を迷わせる選手になってほしいし、それはレオについても同じだ」

DF 24 岩田 智輝

――最近は先制される試合が増えているが、センターバックでプレーする立場として感じることは？

「シンくん（畠中槙之輔）がケガで抜けてから失点が増えているのは自分の責任でもあるし、そこは悔しさしかない。いつも先制されて自分たちが追いかける展開になっている。どうやって先制するか、あとはどうすれば先制されないか、がこれからはより大事になってくる」

――名古屋戦でバックパスのミスから失点して、横浜FC戦の1失点目でも反省するところがあったと思う。個人としてはどのようにとらえている？

「名古屋戦は確実に自分のミスで失点したので責任を感じているし、横浜FC戦でもディフェンスラインとして守れる部分はあったと思う。横浜FC戦ではラインが意思統一できれば失点を防げたと思うので、ディフェンスラインに入ったからには周りを動かすことも含めてやらないといけない」

――左センターバックとしてプレーする難しさは？

（残り 548文字／全文: 2247文字）

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