「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「重いね、みんな。あんまり連動していない」(俊輔)・「敵はどちらかというと内にいる」(小林)+小椋・下平・兵藤・栗原・中町他 [仙台戦後コメント] -1522文字-

【試合を終えて】

DF 22 中澤 佑二

「点が取れていない。どんな形であれ、先に点を取らないといけない試合だ た。お互いどっちつかずのゲームだったかなと。その中でお互いにセットプレーが多くて、ウチは決めきれず、相手は決めた。攻撃は(齋藤)学のドリブルしか ない。ウチは誰かのスーパーゴールがないと点が入らない。相手はロングボールを蹴ってくるので、前から追いかけて中盤を越されるのが嫌でブロックを作ると いうことだった。でも相手はウチが追いかけなくても蹴ってきた。ウチが良かったときは、前から追いかけて、中盤で引っ掛けて、手数をかけないで攻めてい た。いまの状態だと調子の悪いチームにしか勝てない」

 

樋口 靖洋 監督

「90分を通してどちらが主導権を取ったかというと、どちらでもないようなゲームだった。このようなどっちつかずのゲームだから、セットプレーが攻撃でも守備でもポイントになると試合前から考えていた。ハーフタイムでも『セットプレーで決着がつく』という話をして選手たちを送り出したが、悪い方の結果になってしまった。仙台がかなりロングボールを多用して、ボールの取りどころが後ろしかなかった。それで前に出て行くパワーを出し切れなかった。これはここ数試合勝ち切れていないという心理的要因もあった。ただ、後半に関してはセカンドボールのところを割り切って少しペースが作れたと思う。(ここまでのチーム状態について)ボールを奪いに行くという作業が昨年のウチのベースであって、それがかなりアグレッシブにできていた。今シーズンはチームとして行く意識と、少し行けない所について考えている。というのは行き切れないのにバラバラで行ってしまったりして、バランスが悪くなって穴を空けてしまわないように少しブロックを作る作業も必要かなと思う。この間の新潟戦はそれが少しうまくいった。今日もその部分に関してはそれほど悪くはなかったと考えている」

 

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MF 27 富澤 清太郎

「点を取りにいく場面での出場だった。サイドからクロスを上げるというやり方だったけど、いつも言っているように相手も本気でやっていることなので。なかなか勝てないことで、自分たちがやっていることが間違っていると感じている選手もいるかもしれない。でも、心はここに立ち止まらず次の試合を考えないといけない」

MF 8 中町 公祐

「良さを出せない理由はいろいろある。でも集中力で片付けるのは簡単すぎる。コンディションもあるだろうし、相手のやり方もある。ただ個人的には体が重いというのは感じない」

DF 4 栗原 勇蔵

「いいときとくらべるとボールを奪う位置が低い。だから相手ゴールが遠くて攻めることができない。相手はカウンターとセットプレーからゴールを狙っていて、そのとおりにやられてしまった」

MF 6 小椋 祥平

「いまは自分たちが狙ってボールを奪う形がほとんどない。自分個人が狙って奪った場面はあっても、チームとして連動して奪う場面がない。ブロックを作るというのも、ただ引いているだけど、ボールにプレッシャーにいけていない」

DF 23 下平 匠

「僕がマークを外してしまったので反省しないと。相手がGKの前から下がってきて、ボールもゴールから遠ざかるようなボールだった。それでマークを離してしまった」

MF 10 中村 俊輔

「なんか重いね、みんな。あんまり連動していない。GKとの1対1を2回外していたら負けますよ。あとセットプレーはもう一度締めないといけない」

DF 13 小林 祐三

「敵はどちらかというと内にいる。甲府戦くらいから結果が物語るように、明らかにチームとしてのパフォーマンスが落ちている」

MF 7 兵藤 慎剛

「全体的に緩い」

 

 

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