「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ゴール前の動き出しは自信を持っている。ボールウォッチャーになってたので後ろは見えないだろうと。クロスも流れることが多かったので、ニアではなくファーに入ろうと思った」(前田大然)他 [札幌戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「本当に難しいゲーム展開だった。特に前半は、正直に言うと札幌のほうがチャンスを作り、自分たちよりも良い部分が多かった。札幌が2点目を取ってもおかしくない状況も作られた。後半は自分たちのサッカーをもう一度やっていって、それが逆転につながった。とにかく自分たちには素晴らしいファン・サポーターがついているという自負がある。久しぶりにスタジアムで皆さんにお会いできてうれしかったし、たくさんのお客様に来ていただき、皆さんのために勝利を届けたかった」

 

――前半は相手のマンマークを剥がせなかったが、どのように打開していくことを考えていた?

「札幌はしっかりとしたやり方だった。わかってはいたが、なかなか前へ向かうことが難しい展開になった。自分たちがボールを持っても相手に奪われることが多く、ゴールに向かう守備になってしまうシーンが多かった。後半から扇原に代えて實藤を投入し、センターバックの岩田をボランチに上げて、マルコスとレオをサポートするプレスが必要だった。繰り返しになるが前半は相手がたくさんチャンスを作り、2点目を取られてもおかしくなかったが、選手たちが最後の最後まであきらめずに戦って逆転という結果に導いてくれた」

 

――エウベルと天野を投入し、同点ゴールと逆転ゴールに絡んだ。前回の札幌戦でも75分以降に3ゴールを奪って逆転勝利した。終盤勝負という狙いがあったのか?

 

 

「彼らだけでなく實藤や杉本、水沼といった途中出場の選手が結果を出してくれるのはチームにとって大きな力になる。スタートの11人だけでなく、全員の力が必要になる。もちろん試合の流れやシナリオはあるが、思い通りに進まないのがスポーツだ。交代の5人がどれだけの力を吹き込んでくれるかが大事になる。90分の中で疲れや痛みがどうしても出てくる。自分たちのサッカーは11人だけでなく全員が必要で、その中で自分たちがやろうとしているところは同じで一緒のゴールを目指している」

 

 

 

 

FW 38 前田 大然

――決勝点の場面は相手の守備の選手がボールウォッチャーになっていた。前田選手だけ反応できていたが?

「(天野)純くんが入ってきて、GKとDFの間にボールを出してほしいと言っていた。伝えた通りのボールが来て良かった」

 

 

――最初のクロスが相手DFに当たり、その後に天野選手が抜けてくるのはなかなか想像できないと思う。何が見えていた?

 

ヨコエク

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