「(マリノスの練習は)「最初はマジできつかったですよ(笑)。宮崎キャンプから練習に合流して、初日の段階で『マジか?』と思いましたもん(笑)」 [杉本健勇インタビュー(中編)]
【杉本健勇選手インタビュー(中編)】
実施日:10月4日(月)
インタビュー・文:藤井 雅彦
→前編からつづく
インタビュー前編での宣言通りに、札幌戦で同点ゴールを決めた杉本健勇が力強く雄叫びを上げてくれた。
これでF・マリノスも杉本自身も、さらに勢いに乗っていくこと間違いなしだ。
さて、今回のインタビュー中編では杉本が横浜F・マリノスについて語ってくれた。
セレッソ大阪の育成組織で育ち、トップチームに昇格。
以降、東京ヴェルディや川崎フロンターレ、浦和レッズでプレーした日本人屈指のポテンシャルを秘めるストライカーは、いったい何を感じながら毎日の練習に取り組んでいるのだろうか。
他を知っているからこそ、新鮮に映る景色がそこにはあった。
――F・マリノスのトレーニングは強度の高さが特徴です。加入当初、戸惑いなどはありましたか?
「最初はマジできつかったですよ(笑)。宮崎キャンプから練習に合流して、初日の段階で『マジか?』と思いましたもん(笑)。でも慣れるしかないと思って頑張りました。シーズン途中に加入した自分は人一倍頑張らないといけない立場。緊張していたつもりはないけれど無意識に力が入っていたのか、体のあちらこちらがパンパンに張って大変でした」
――やはり強度の高さに驚きましたか?
「これまで所属したチームとは練習の内容と強度がまったく違いました。それにはホンマにびっくりしました」
――具体的にどのような部分が特徴でしょうか?
「例えば、練習そのものの時間はかなり短いと思います。これまで自分が在籍していたクラブと比較しても明らかに短いです。ただ、毎回の練習で採っているデータを見ると強度が高いことが実証されています。練習のメニューとメニューの間の時間が短くて、テンポよく進んでいきますよね。これは実際に試合でやっているサッカーと同じ。試合では相手に休む間を与えませんけど、練習では自分たちを休ませてくれません(笑)。でも間違いなく効率が良いトレーニングで質が高いです」
――誰ひとり手を抜いていないのも大きな特徴なのでは?
(残り 1726文字/全文: 2742文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
tags: 杉本健勇
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ