「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

すでに優勝した2019年の勝ち点を超えている。 難敵・セレッソを打ち破り、さらなる高みを目指す [J33節 セレッソ大阪戦プレビュー]

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トップ下の候補は渡辺と水沼の二択に

 

今節はマルコス・ジュニオールが累積警告で出場停止、天野純は北海道コンサドーレ札幌戦で負傷したため出場が難しい。マルコスは11月以降の残り5試合に全力投球してくれるはず。負傷した天野も長期離脱ではなく、次節のガンバ戦には間に合う見込みだ。

 

 

明日のセレッソ大阪戦は、誰がトップ下を務めるのか。

札幌戦の終盤は前田大然を最前線に置き、少し下がった位置に杉本健勇を配した。前田の得点力と杉本のポストワークなど、個々の良さが発揮された格好で、逆転勝利の呼び水となった。

 

 

今週中の練習後には同じ布陣で臨む可能性も示唆したケヴィン・マスカット監督だが、キックオフ時からその組み合わせにするかは微妙だろう。あくまでもビハインドを追いかける展開で使いたい策で、全体のバランスを考えた時にスタートポジションはあまり動かしたくないのではないか。

するとトップ下の候補は渡辺皓太か、あるいは今月上旬の練習で試されていた水沼宏太の二択になる。

指揮官が渡辺をどの位置で考えているか。渡辺の良さは旋回力と相手の懐に飛び込んでのボール奪取能力で、純然たるトップ下よりも2.5列目が適職だろう。精神面でのプレッシャーを軽減させるためにも、近くでプレーする選手との組み合わせが重要になる。

 

 

水沼は一般的にクロッサーのイメージが強いはず。もちろん最大の武器は正確無比なクロスだが、チームバランスを考えてプレーするという点で彼の右に出る者はいない。酸いも甘いも知り尽くした経験を持っているからこそ、チームが難しい状況に陥った際の助けになってくれるはず。

 

 

今季ここまで30試合に出場しているにもかかわらず、先発はゼロ。期する思いがあるのは間違いない。満を持しての初先発を古巣のセレッソ戦で飾れるか。

 

 

 

中盤の底は岩田がファーストチョイスか

 

 

水沼や渡辺を下支えするファーストボランチは岩田智輝が適任だろう。

 

ヨコエク

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