「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「寝て、起きて、切り替えた」(富澤)・「何人かターンオーバーしなければいけない」(樋口) +藤田・藤本・俊輔・斎藤他 [東京戦前コメント]-1,963文字-

 

【試合に向けて】

MF 27 富澤 清太郎

「ACLでは悔しい思いをした。最後の試合にしても勝てない相手ではな かったと思うし、何も臆することはなかった。ただ終わってしまった大会なので気持ちを切り替えてリーグ戦に臨まなければいけない。寝て、起きて、切り替え た。もう一度あの舞台に立つためにはリーグ戦と天皇杯で結果を残すしかないし、いまできるのはリーグ戦で結果を出すことだけ」


樋口 靖洋 監督

「このタイミングでACLという大会が終わったのは残念。ホームとアウェイの違いを感じた。それはJリーグでは経験できないこと。実際に出てみて、おもしろさと難しさを感じた。難しいからこそ考えさせられる。結局アウェイで勝ち点1も取れなかった。日程のことは言い訳にしかならないけど、初戦の全北現代戦とホームでやったときの全北現代戦ではコンディションがまったく違った。最初の3試合で結果を出すためにはそこにコンディションを作っていかないといけないのかもしれない。
対戦するFC東京はだいぶ印象が変わった。守備から入るサッカーをしている。ただ中盤の3人は強烈なハードワークを持っている。守備のときはディフェンスラインの4枚と中盤の3枚の守備意識が高い。ここから中断期間までの5試合で勝ち点を取っていきたい。何人かターンオーバーしなければいけないと見ている。
日程的には最大で11連戦になる可能性があったけど7連戦になった。チームとして立て直していかないといけない。中断期間までの5試合で勝ち点を積み上げて上位に食らいついていきたい。年間の目標は34試合の2倍の勝点68だけど、そうするにはあと5試合を全勝しないと13試合を消化した時点で勝点26にならない。最低でも勝点22~23まで積み上げたい」

 

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MF 11 齋藤 学

「個人的に初めてのACLだったので予選リーグで敗退したのは残念。あと少しの差だったけど、その差が大きかったというのも感じている。収穫はそういう舞台を経験できたこと。でも経験だけで終わってしまったのが悲しい。その舞台にもう一度立てるようにFC東京戦からJリーグで結果を残さなければいけない」

GK 1 榎本 哲也

「このFC東京戦はかなり大事だと思っている。ここで負けるとズルズルいってしまう可能性がある。フィジカル的に厳しいのは分かっているので、まずはメンタルで上回らなければいけない。リーグ戦で勝っていけば負けたことを忘れられる。逆に言うと、勝たないとACLの負けを引きずってしまう」

MF 10 中村 俊輔

「あまり多くを求めすぎてもいけない。去年も言っていたけど、点が入るときは入るものだから。FC東京は最近負けていないみたいだし、システムを変えたりしながら少しずつハマってきた。前の二人はパワーがある選手で、それを周りがサポートしている。中盤はダイヤモンドなので横ずれしているときに中で何ができるかが大事」

FW 19 藤田 祥史

「去年はFC東京相手に2点取れたけど、それは去年のこと。相性が良いというイメージはない。自分も含めてなかなか点を取れない状況が続いている。チャンスの数そのものも少ない。ただ、チャンスがまったくないわけではないので決めなければいけない。個人的にも出場時間を増やしていくには点を取るしかない」

 

MF 25 藤本 淳吾

「いまは連戦なのであまり練習ができない状況でもある。とにかく歯を食いしばって戦うことが大事。自分が入ったからといって劇的に変わるかどうかはわからない。でも自分が出たら相手の間で受けて、なるべく前を向いてプレーしたい。シュンさん(中村)とポジションを入れ替わる動きでリズムを作れれば」

 

DF 4 栗原 勇蔵

「(FC東京には)ボールをつないでどうにかするというのは難しい。去年2勝しているけど、得意という意識はない。個人の能力は高いか ら相手ペースになったらやれてしまう。ウチとしては良い意味でも悪い意味でも前次第。前から守備をできているときは点も入る。ウチはブロックを作るという 意味を履き違えていて、それをやると休むだけになってしまうから。去年は守備のスイッチを入れるのはシュンさん(中村)になることが多かったけど、それは みんなでやらないといけないこと。ウチはいろいろな戦い方ができるわけではないので、前から積極的に行くしかない」

 

 

 

 

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