「20分でいいから時間がほしい」(水沼宏太)。 ハマの必殺仕事人は必要最小限の時間でも結果を残す
まずはホームの日産スタジアムで優勝チームの川崎フロンターレに勝利し、チームとしてリベンジを果たす。それが今季最終戦における最優先課題だ。
さらに前田大然にゴールを決めてもらい、レアンドロ・ダミアンを封じることで得点王に輝けば言うことなし。今節に向けて描いている青写真だろう。欲を言えばマルコス・ジュニオールの3年連続2桁得点にも期待したい。
そして、もうひとつ。2年連続2桁アシストに王手をかけている水沼宏太に注目してもらいたい。
ここまでリーグ戦35試合に出場し、9アシストを記録している。正確なクロスが美しい弧を描き、ゴール前の味方をピンポイントでとらえる。その様子はまるで芸術作品を見ているようだ。
しかしながら、先発はわずかに1試合のみ。34試合が途中出場のため、プレータイムは664分と非常に少ない。マリノス全体で見ると渡辺皓太や和田拓也よりも短い19番目の出場時間にとどまっている。
だからこそアシスト1つの価値が高まる。1試合平均で1.22アシストという数字は驚異的で、リーグ全体のアシストランキングでも2位につけている。誰が呼んだか“ハマの必殺仕事人”のネーミングにふさわしいパフォーマンスだ。
(残り 460文字/全文: 1002文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ