クラブは畠中槙之輔に全幅の信頼を寄せ、センターバックの補強に動かなかった。 視線の先にあるのは2月19日のリーグ開幕戦だ
負傷前と何も変わらない畠中槙之輔がグラウンドにいる。
ケガはすっかり完治した。「いつものオフ明けと同じ状態でいる」。真っ直ぐな視線で胸を張る。
昨年8月末に負傷し、全治6ヵ月見込みと診断された。当初は今季の開幕に間に合わない可能性が高いとされていた。それでも予定よりも早く全体練習に合流できたのは、年末年始もほぼ休むことなくリハビリに取り組み、チーム始動日の1月12日をひとつの目標にしてきたから。
仲間と一緒にランニングで体をほぐし、列に並んでウォーミングアップを行う。ボール回しでは相変わらず左右両足を巧みに使いこなし、フリーマンとして入ったポゼッションゲームはボール保持チームしているチームに数多くの選択肢を与える。
さすがに回避するかと思われた最後のスプリントまでしっかりこなし、充実の笑顔とともに大粒の汗を拭う。肩で息をして辛そうだったが、それよりもグラウンドでサッカーができている喜びのほうが数倍大きかった。
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