「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

レンタルバックした樺山諒乃介は地に足をつけて進む。 トップ下として臨むプロ2年目に漂う飛躍の香り [宮崎キャンプレポート]

 

変わったのは髪色やヘアスタイルだけではない。

どことなく精悍さを増した顔つきは、本当の意味でプロとして戦う心構えができているからだろう。

樺山諒乃介、19歳。

 

 

興国高校から加入した昨季は、マリノスとしては長谷川アーリアジャスール以来14年ぶりとなる高卒開幕スタメンを飾る華々しいスタートを切った。ルヴァンカップのグループステージでは全6試合に出場し、プロ初ゴールを含む3得点を挙げた。

ルーキーイヤーながらしっかり爪痕を残したようにも思える。だが志の高い本人の自己採点は「60点」。18歳という年齢も意に介しておらず「まったく満足していない。もっとスタメンで試合に出ていないとあかん年齢」と厳しい構えを崩さない。

 

 

7月に期限付き移籍したモンテディオ山形では16試合2得点。同じくマリノスから期限付き移籍していた山田康太と「週に2回くらいご飯に行っていた」。さらにかつてマリノスでヘッドコーチを務めていたピーター・クラモフスキー監督の指示を仰ぎ、持ち前の攻撃性能を発揮。J2という異なる舞台で「いろいろな成功経験を得られた」と鋭い眼光を向けた。

 

 

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