「1本ずつのシュートにこだわっていきたい」マルチロールの岩田智輝が目指す自身の進化系とは　

2022年01月31日 17時58分　
カテゴリ：キャンプレポート • コラム

「ボランチで勝負したいと思っています」

　岩田智輝は大粒の汗を拭いながら開口一番で言い放った。

加入1年目の昨季は、チーム5番目となる2,461分のプレータイムを記録した。開幕当初は右サイドバックで起用され、シーズン途中からはボランチへ転身。そして終盤はチアゴ・マルチンスや畠中槙之輔の負傷離脱によってセンターバックとしてチームを支えた。

すべてのポジションをハイレベルでこなせる能力に疑いの余地はない。もし岩田が3人いれば、スタメンの3枠は岩田で埋まるかもしれない。そう思わせるほどポテンシャルが高く、同時に粗削りで、伸びしろに恵まれている。

宮崎キャンプ序盤はボランチに固定された。日本代表に選ばれた渡辺皓太が不在でボランチに空席があったことも大きいが、見せたプレーは穴埋めで終わる程度のものではなかった。

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