「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

負傷で出遅れていた西田勇祐が全体練習に合流。 「自分が感じられる喜びをポジティブにとらえながら」

 

ユース出身ルーキーの西田勇祐がピッチに帰ってきた。すでに全体練習に合流し、フルメニューをこなせる状態に戻っている。

宮崎キャンプ中盤の1月30日に負傷した。右足関節脛腓靭帯損傷で全治4~6週間と診断され、キャンプを途中離脱することに。

 

 

その後、チームはコロナ陽性やケガ人の多発に苦しんだ。台所事情が厳しいながらも序盤戦を総力戦でしのぎ、乗り切った。登録されているフィールドプレーヤー26人中24人がピッチに立ち、25人がメンバー入りした。

唯一、試合に絡めなかったのが負傷離脱で別メニューを余儀なくされていた西田だった。

「キャンプの紅白戦ではサイドバックで出て、そのチームが勝ったりして良い状態だった。“たられば”だけど、そのままケガをせずに横浜に帰ってきたら試合に出られたかなと思うところはある」

 

 

全力プレーでプレーした結果のアクシデントとはいえ、平静を装うのは難しかった。

同期の山根陸が3月2日のヴィッセル神戸戦で先発し、プロデビューを勝利で飾ったことも一因だろう。アカデミー時代から苦楽をともにした仲間の活躍は喜ばしかったが、同時に悔しさも募る。

「一緒にユースでやっていた陸や年齢の近い選手が試合に出て尊敬しているけど、自分にとっては、ほぼほぼ悔しさしかなかった」

 

 

自分もできるはず。自分はなぜピッチにいないのか。

オレだけが、なぜ……。

 

ヨコエク

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