「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「あそこを決めていればという場面はあったけど、チームが3-0で勝てて良かった。3点目のオウンゴールは自分も詰めていたし、ゴールは自分かと思った(笑)」(宮市亮) 他 [鹿島戦後コメント]

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「メンタル部分で素晴らしい強さを出して、プレーしていた選手たちが素晴らしい試合をしてくれた。タイトなスケジュールの中、アウェイの地で鹿島という強いチームに対してもちろんリスペクトしていたが、自分たちがボールを支配していこうという気持ちでピッチに立った。良い結果につながり、メンタルの強さの部分が出た試合になった」

 

――前半から強度の高い試合だったが、後半の運動量が差を分けたと思う。それについてどのように考えている?

「前半は両チームとも強度の高い展開だった。その中で自分たちはアウェイの地に勝つために来て、そのメンタルの部分が大事になると選手に話した。メンタルの強さが出ればフィジカルの強さにもなる。後半はよりフィジカル的な部分を要求され、敵陣でどのようにしはいしていくのか。メンタルの部分がしっかり出たし、パワフルでワクワクする試合展開になった」

 

 

 

――リーグ戦でカシマスタジアムでの勝利は10年ぶりになる。率直にどのように考える?

「まずは選手たちが本当に戦う姿勢を出して結果をもたらしてくれた。簡単ではない鹿島との対戦で、ファン・サポーターの雰囲気作りもそうだし、11人だけでなくベンチの選手も含めて全員で勝ち取った勝利だと思う。水曜日の試合からスタメンを8人入れ替えて臨んだが、10年ぶりの勝利は自分ではなく選手たちが勝ち取ったもの。遠く鹿嶋まで足を運んでくれてファン・サポーターに良い試合を見せることができたと思う」

 

――前節から8人先発を入れ替えた判断や伝えたメッセージ、この結果がもたらすものは?

「たしか8人だったと思う。たくさんだったことは覚えている(笑)。ハッキリしていることはひとつではないが、経験のある選手がチームに残り、新加入選手もいる。掲げていたスケジュール通りには進まなかったが、常日頃から伝えているのはチームとして続けてやっていくこと、チームとして強くなること。とにかく今日の試合に関しては、パワフルでメンタルの強さを出したと思う。スタートから30~35分くらいは両チームがアグレッシブさを出してゴールを狙った。その後、自分たちはブレることなくしっかりコントロールできたことが良かったと思う」

 

――後半にエウベル選手を投入してから左サイドの機能性が上がった。起用の狙いやそれによって得た成果は?

「前半の最後のほうから自分たちがコントロールできた部分がある。スタートは仲川だったが、もっと相手にプレッシャーをかけようと思って後半のスタートから起用した。センターバックの角田や左サイドバックの永戸、彼らがエウベルとともに素晴らしいコンビネーションを見せてくれた。永戸がこのチームに加わってから最高の試合をしてくれた。よりスピード感のあるサッカーを求めていたので、エウベルが入ったことでより相手を苦しめることができたと思う」

 

 

 

――西村選手をトップ下で起用しているが、彼のプレーに対する評価は?

「彼が今日のポジションで出た時は、彼にとっていつもとは違うポジションになる。MFの3人が流動的に動くような要求があるが、水曜日の試合にも使いたかった思いがあった。でも我々にはACLがあるし、4月は8試合の過密日程。彼はチームのために走ってくれるし、素晴らしいプレーを見せてくれる。そして彼はゴールを決めるというより、チームにとって何がベストなのか、チームにとってのベストを尽くしてくれる。スタートから最後まで手を抜かずチームのために走ってくれる素晴らしい選手だし、今日の結果についてもうれしい」

 

 

 

DF 25 小池 龍太

「広島戦からの良いリアクションを見せられたと思う。チームにとって節目となる試合で、ACL前にしっかり結果を残して、サポーターのためにプレーしようという気持ちが表れたと思う。

 自分たちがやりたいサッカーとやらなければいけないサッカー、相手が嫌がることをすごくできていたと思う。自分たちのやりたいこと、どういう攻撃をするかが明確だった。それが強みとして出た試合だと思っている。このクオリティや回数、質をすべての試合で出さないといけないと思う。誰が出場してもマリノスであることは変わらないけど、自分が出た試合ではその回数と質を高めていきたい」

 

 

 

DF 33 角田 涼太朗

「相手の2トップが強力ということで、集中して試合に入ることを心がけた。でも前半にゴールキックのような形から決定機を作られてしまったので、そこは反省しないといけない。

 相手は連戦で、自分は1試合空いていたので、それもあってしっかり対応できて良かった。チームが勝てたことが何より大きかった。

 すごい強度の高い試合で、その中で無失点に抑えて勝利できたことは自信につながる。でも完璧だったわけではないし、もっと高みを目指してやっていきたい。もっとチームに貢献できればいいなと思う。

 上田選手とは大学の時から何度も対戦して、同じチームでもやっている。絶対に負けたくないと思っていたので、今日は負けなかったことが良かった」

 

 

 

DF 4 畠中 槙之輔

「チームとして結果がほしい試合だった。相手がどうであれ自分たちのサッカーをやろうと思ったので、それで結果が出て良かった。

 

ヨコエク

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