「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

リバウンドメンタリティを示したいゲーム。 背番号10は敗戦直後から闘志をみなぎらせていた [ACL3節 シドニーFC戦プレビュー]

 

意志の強さをピッチ上で表現せよ

 

全北現代戦での悔しい黒星から時間こそ経っていないが、何よりも気持ちの切り替えが重要だ。

「短期決戦で同じ相手と2回対戦することを考えると、チームとしては体がどんどんキツくなっていくので、いいコンディションの時に勝点を取ってメンタルを保つことが大事と考えていた」

 

 

そう振り返ったのは小池龍太。たしかに中2日で6連戦という過酷な日程において、勝点の皮算用だけでなく精神面でも“貯金”しておくのが理想だった。

しかし、過ぎてしまったことを悔いていても何も起こらない。大切なのは次の試合、そう明日のシドニーFC戦でしっかり勝点3をもぎ取ることだ。

すっかりチームの中核となった背番号25は強い口調で話した。

「難しい状況の中でも自分たちがやることを変える選択肢はないし、その共通理解はあると思っている。より内容を見るというところをこの大会で示さないといけないと思っている。勝ちとか負けは結果として出るけど、自分たちで変えられる内容を求めて、相手に何もさせないマリノスの強さを発揮できればいいかなと思っている」

 

 

普段のJリーグ以上にたくさんのエクスキューズがある大会だとしても、マリノスは決してスタイルを曲げない。むしろ、より内容にフォーカスしていく。それが結果への近道になると信じて、自分たちのサッカーを貫く。

簡単なゲームなど存在せず、それは覚悟できていたはず。大切なのはマリノスとしてチーム一丸となり、意志の強さをピッチ上で表現すること。

「いつも話しているように、相手どうこうではなく9割は自分たちのサッカーをどうやっていくか。一つひとつのチャレンジにワクワクしている。最後はマリノスのプライドを大切にしてピッチに立っていきたい」

 

©Y.F.M

 

ケヴィン・マスカット監督は言葉に力を込めた。

 

 

とにもかくにも勝点3が必須の試合

 

初戦から第2戦で先発を7選手入れ替えた。明日のシドニーFC戦でも直近の試合から大幅なメンバー変更があるだろう。

トップ下を主戦場とするマルコス・ジュニオールに注目だ。

 

 

ヨコエク

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