藤田譲瑠チマの立ち位置は開幕時点とは大きく異なる。 U-21日本代表候補合宿辞退は、能力を評価し、信頼しているからこその判断だ
藤田譲瑠チマがクラブの事情でU-21日本代表候補合宿を辞退した。
名古屋グランパス戦で岩田智輝が左足首を負傷。プレー続行が難しく途中交代を余儀なくされ、10日の練習では別メニュー調整に終始した。14日の湘南ベルマーレ戦の出場も厳しい。
藤田はパリ五輪を目指す世代の中軸で、本人も「代表チームを引っ張っていく気持ちでやっていきたいし、五輪や五輪予選でしっかり勝ちたい」と上を見ている。本来ならば快く送り出してやりたいのがクラブ側としての偽らざる心情だろう。
ただしACLでの好パフォーマンスや名古屋戦での活躍を経て、すでにチームの中心選手の仲間入りを果たしている。「チームとしてリスクを負わずにケアしたかった」というケヴィン・マスカット監督の言葉も本音である。
岩田に続いて藤田も不測のアクシデントが起きてしまって試合に起用できないとなれば、戦力ダウンは避けられない。自分たちで負荷をコントロールできるチーム活動に専念させる決断は、自然な流れだろう。
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