アウェイで浦和を撃破して首位追走へ。 頂点を狙う大きなチャンスが到来している [J11節 浦和戦プレビュー]
キックオフからフルスロットルで浦和を叩け
ACLに出場していた4チームによる未消化分のリーグ戦がミッドウィークに組まれ、これで全18チームが13試合ずつを終えたことになる。
マリノスはここまで7勝3分2敗の勝点24で暫定3位。1試合多い首位の鹿島アントラーズとは勝点差4で、これは十分に射程圏内だろう。加えて順位表の1位から8位との対戦はすでに終わっており、しばらく中位や下位との対戦が続く。頂点を狙う大きなチャンスが到来している。
もっともJリーグに簡単な試合はない。奇しくも前節の湘南ベルマーレ戦後、ケヴィン・マスカット監督はこんなことを言っていた。
「Jリーグの全チームが勝利を目指す中で、自分が思っているのは、順位は関係ない。下位チームとの対戦でも簡単な試合はない」
湘南にも序盤は苦しめられ、冷や汗を流す場面があった。高丘陽平の好セーブによって事なきを得たが、たったひとつのプレーで流れが大きく変わるのがサッカーの常。油断大敵である。
同じように、浦和も一筋縄ではいかない相手だろう。リーグ戦は直近5試合で引き分けが並び、なかなか勝ち切れずに16位と低迷しているように見える。しかしながらACLではグループステージを突破しているように地力があり、選手の駒も揃っている。
むしろ、リーグ戦でしばらく勝てていないという状況が不気味。苦しんでいるからこそ持っている力を120%発揮できる側面もあり、対戦相手からすると非常に厄介だ。できれば眠ったままでいてほしいのが本音で、目を覚まさせないことがマリノスの最初のテーマになる。
アウェイでも立ち上がりからボールを握り、ゲームをコントロールする。攻守にアグレッシブに走り、フルスロットルで勝利を目指す。試合を決める、あるいは流れを変えるメンバーはベンチにいる。後先考えず、キックオフから全力で浦和を叩きたい。
角田がジュニアユース時代を過ごした浦和レッズとの初対戦
今節はリーグ戦5連戦の2試合目で、湘南戦から中3日で臨む試合だ。湘南戦は25.9℃という気候の下で行われた試合で、体力の消耗も激しかった。
それらを踏まえると、まったく同じ11人で臨む可能性はゼロに近い。これまでの傾向を踏まえて、半数程度の先発入れ替えがあっても不思議ではない。
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