「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「存在価値を証明したい」(小椋)・「リーグ戦は久しぶりの出番になる。いつもどおり緊張すると思う」(奈良輪)+齋藤・榎本・中澤・俊輔他 [柏戦直前コメント] -2,294文字- 

【試合に向けて】

MF 26 三門 雄大

「チームが勝 てていない状況で、自分としても試合に出たい気持ちが強かった。でもボランチはマチくん(中町)もオグくん(小椋)も練習から調子が良かった。今回はオグ くんの出場停止という形だけど、僕の存在価値を証明したい。チームの中でスイッチが入るタイミングがないと感じる。マチくんと組んだ場合は自分が出ること が多いと思うので、積極的にプレッシャーをかけて、球際で厳しくやりたい」

樋口 靖洋 監督

「今節は出場停止の選手が二人いるけど、しっかり準備している選手がいる。奈良輪はずっと良い準備をしているし、三門は少し前のタイミングでけがから復帰してきている。ラフィーニャは1トップも十分できる状態になっていると思うので、そろそろ長い時間使ったほうがいいかなと。これまで短い時間でなかなか点を取れていない。彼には常にゴールを意識してプレーするように話している。先発でも十分できると思っている。(齋藤)学の状態は日に日に良くなっている。最終的には明日の朝決める。切り札として使うか、最初から行けるところまで行くか。ゲームプランを練った中で決めたい。
後半戦は絶対に連敗しないことが大事になる。でも引き分けで満足できる時期でも位置でもない。常に勝ち点3を狙わなければいけない。選手にもいい意味で危機感を持ってやろうと離している。それが悲壮感になってはいけない。危機感をパワーに変えていきたい。引いて守ったのはガンバ戦だけ。それまでの試合は前から行けていた。ガンバ戦は我々の戦い方ではなく、本来の姿ではない。それまで3試合連続で引き分けが続いていて、心理的にも守りに入ってしまったのかもしれない。今週は勝っていないことのメンタル的な疲れが少し見える。
ネルシーニョ監督は相手の良さを消しつつゲームプランを練ってくる。でも前回のレイソル戦はこれまでで一番手応えを感じている。今回は、まずセットプレー。セットプレーでリズムを作りたいのに、最近は逆にセットプレーから失点している。あとはゲームの入り方の部分で先手を取られたくない。相手は水曜日に公式戦があって連戦だけど、ウチは一週間空いている。それを考えても先制点を取って、先手を奪いたい」

 

 

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MF 10 中村 俊輔

「ガンバ戦も途中まではウチのほうがチャンスは多かったと思うし、そこで点を取れないのは自分も含めて前の4人の得点能力の低さ。でも、その中でやっていかないといけないわけで、点を取る形や手段をいろいろ考えてゴールを奪う作業をしなければいけない。そこが難しいところ。レイソルはフロンターレに勝って調子も上がってきている。ウチとしては先制点と2点目がポイントになる。最近はセットプレーから失点が続いている。ウチがやりたいことをやられてしまっているので気をつけないと。ただ、ウチは全体的に身長が大きなチームではなくなっているので、そこは攻撃も守備も考えないといけない。レイソルは[3-4-3]のシステムで攻撃のときはやることが明確になっている。うまく4バックのチームのギャップを突いているから、プレッシャーに行くときとそうではないときをハッキリしないといけない」

DF 24 奈良輪 雄太

「天皇杯には出場したけど、リーグ戦は久しぶりの出番になる。いつもどおり緊張すると思う(笑)。これまでスタメン組に入って一週間を過ごした経験はあまりなかったので今週は新鮮だった。でもあらためて大変なことなんだなと実感した。スタメンで出ている選手と技術で勝負しても勝てないので、自分はアグレッシブさを出したい。最近はベンチから見ていてアクションを起こすシーンが少ないと感じる」

 

GK 1 榎本 哲也

「引き分けが続いたあとに、内容も悪い負け方をしてしまった。どこかで流れを変えないと、このままずるずる行ってしまう。上位との勝ち点差が開いているし、これ以上離されると優勝を狙えなくなる。ここは踏ん張りどころ。レイソルにはずっと勝っていないけど、去年のナビスコカップ準決勝では勝てた。ああいうふうにアグレッシブなゲームができればチャンスは増えるはず」

DF 22 中澤 佑二

「チームとしてずっと勝てていないだけでなく、ホームで勝てていない。台風が近づいている中でもスタジアムに足を運んでくれるお客さんがいる。柏が連戦だからというのはまったく関係なく、ウチはホームで勝たないといけない。高山はサイドでプレーしているイメージしかないけど、ドリブルはいいものを持っているので前を向かせると危険な選手。あとはレアンドロと工藤というフィニッシャーがいるので注意しないといけない」

MF 11 齋藤 学

「ガンバ戦は負けたけど、途中までやられる雰囲気もなかったし、最終的にセットプレーから失点して0-2になったというだけ。それまで引き分けが多かったところではほとんど勝ちを手中に収めていた。いまは夏で暑いということもあって、省エネサッカーみたいになっているけど、ウチは前から奪いに行けば最終ラインも上がって、ボールも取れる。そこから早く攻めることもできる。その回数がガンバ戦は少なすぎた」

FW 16 伊藤 翔

「ウチのチームはレイソルと相性が悪いという話があるけど、自分は今年から加入したのでよくわからないし、そいうジンクスは関係ない。前半戦で対戦したときはどちらも決め手がなくてスコアレスドローという結果だったけど、今度はホームだし、いまのチーム状況を考えても勝たないといけないゲーム。相手はサイドのところに起点を作ってくるイメージがあるので、立ち位置を考えつつ戦いたい」

 

 

 

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