「学や俊輔が近くでプレーすることが成功の秘訣」(ラフィーニャ)・「自分自身はやる気でいる」(富澤) +下平・中澤・栗原他 [徳島戦直前コメント] -2,010文字-
【試合に向けて】
FW 18 ラフィーニャ
前回の試合 は、個人的には約3ヵ月ぶりの90分ゲームで、それを理解しながらプレーしていた。その中でベストを尽くしてゴールを狙っていた。結果的にチームは勝てな かったけど、まずはゴールできてよかった。次はゴールを勝利に結び付けないといけないし、チームとしてももっと良くなるという手応えがある。1トップはこ れまでもやったことがあるし、2列目の(齋藤)学や(中村)俊輔が近くでプレーすることが成功の秘訣。チームとしてはみんないまの状況から抜け出したいと 思ってやっているので、自分はゴールを決めてチームに貢献したい」
樋口 靖洋 監督
「ラフィーニャは1トップとしての十分機能している。柏戦では90分持つかどうか、彼自身も不安があったようだけど、それも大きな問題ではなかった。何よりゴールしたことが次へのステップにつながる。チーム全体として彼を孤立させないことが大事で、そういう指示を与えていた。2列目の3人がラフィーニャの近くでプレーすることで、チーム全体で前への意識が増す。そのきっかけを作ってくれるのがラフィーニャ。
リーグ戦が再開してからセットプレーのシーンを全部見直した。たぶん、ここを狙われているんだろうというポイントはたしかにあるので、それは多少意識させないといけない。でも決定的な問題があって失点しているわけではない。あまりナーバスになってはいけないし、そういったメンタル的な話もしないといけない。立ち位置を変えるやり方もあるけど、まずはどこを注意するかということ。
徳島は[3-4-3]のシステムでやっていて、基本的にカウンターを狙ってくる。高崎を軸にして、そこにボールを入れてくる。チームとしての狙いがハッキリしている。あとは新しく入った外国籍選手の個のパワーがどれだけ機能するか。アドリアーノは突破力があるし、エステバンはボールを配れる。でも前節の使い方を見ていると途中からなのかなと。0-0の時間を長くして、切り札として使ってくるかもしれない」
DF 22 中澤 佑二
「残り試合数や勝ち点を考えないといけない時期にきている。このままだと残留争いに巻き込まれてしまうし、そうならないためには勝ち点3しかない。とにかく失点を減らさないことには良い流れはこない。再開後はセットプレーとクロスから失点している。セットプレーについては、まずタイトにつくこと。ファウルしてはいけないけど、とにかく個々が厳しくマークすることで失点は減るはず」
GK 1 榎本 哲也
「こんなに続けてセットプレーから失点した記憶はこれまでない。柏戦でもちょっと嫌な雰囲気が流れていたし、失点が続くことで全体的にそういう意識になってきている部分がある。背の高い選手を多く置けばいいというわけではないけど、何かしらの対策は必要。たとえば全員が戻って守備をするとか。何かをすることで集中力も高まる。あとは自分自身がビッグセーブで止めないといけない局面もあるので、そうできるようにしたい」
MF 7 兵藤 慎剛
「何試合か続けてセットプレーから失点していて、それは本当にもったいない。内容的には勝てる試合が多いし、そこで取りこぼしているからいまの勝ち点と順位になっている。流れの中からやられているわけではないので、個々が集中して責任を持ってプレーすれば失点は防げるはず。ウチは高さがないチームではないので、やり方次第で失点ゼロで終わることは難しくない」
DF 23 下平 匠
「柏戦でのセットプレーの失点場面を見直した。ゴール前でうまくブロックされたのもあるけど、マークの受け渡しのところで曖昧になっている部分もあった。そのあたりは個々が集中しないといけないし、話し合うことで修正していきたい。徳島は最初に対戦したときとメンバーがかなり変わった。アドリアーノはガンバ時代に一緒にプレーしたことがある。ゴリゴリ前へ行けるし、スピードもあるので注意したい」
DF 4 栗原 勇蔵
「徳島にはしっかり勝たないといけない。前回は3-0で勝ったけど、相手はしっかり補強しているし、残留するためにいろいろ手を尽くしている。油断したら取りこぼしてしまうだろうし、そうなったら今度はウチが残留争いに巻き込まれる。セットプレーの守備については神経質になってもしょうがない。いる人間は限られているわけだし、その選手たちが集中することが一番大事」
MF 27 富澤 清太郎
「浦和との練習試合で結果的に90分できたのは大きかった。後半は少し様子を見ながらやったけど、またけがを再発させて何週間も離脱することだけは避けたかった。自分自身はやる気でいる。チームが求めるものがあるなら、それに応えたいと思う。最近はセットプレーから失点が続いているとはいえ、ウチは守備が強いという自信を持って臨むことが大事。そのためにはゼロで抑えるという結果が絶対的に必要になる」