「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「カバ(樺山)の特徴は分かっていたし、ああいうプレーが得意なことも分かっていた。ああいった形で自分が決めているシーンが頭の中にあったのでシュートを打った」(小池裕太)他 [天皇杯コメント] -無料記事- 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「次のラウンドに行けたことが率直にうれしい。ただケガ人が出てしまったのは残念な部分で、宮市がケガをしてしまった。それ以外は選手たちが最後まで素晴らしいプレーを見せてくれた。開幕から103日間という短期間で23試合が行われた。選手たちは素晴らしいプレーをやり続けてくれて、今日も簡単なゲームではなかったが、こういった結果になって良かった」

 

©JFA/PR

 

——前日にジュビロ磐田戦に出場したメンバーも含めて全体練習を行った意図は?

GKのオビがスタートで出ることが決まっていて、彼は今季初めての出場だった。これまでコンビネーションや連係をやっていなかったので、彼のために体を動かして練習を行った。それ以外は強度を上げることなく体を動かした。メインはGKのところだった」

 

——樺山選手が久しぶりに先発した。彼とトップ下で先発した吉尾選手の評価は?

「昨日の練習では彼らの連係を見たかった部分もある。ふたりとも素晴らしいプレーをしてくれた。セカンドリーグなどがなくて出場機会がない中でスタートになったが、本当によくやってくれたと思う」

 

 

 

——宮市選手のケガの状況は?

「詳細は分からない。ああいった形で太もも裏を押さえて、選手本人から難しいという言葉を聞くと考えるところはある。今日までハードワークしていたのにああいった形になって彼も悔しいと思うし、残念な気持ちだ」

 

 

 

DF 26 小池 裕太

——久しぶりの公式戦だった。試合勘含めて感想は?

「久しぶりの試合で、最初はちょっと硬くなった部分があった。先制点を取れたことでリラックスしてゲームを進められたかなと思う」

 

 

——相手が小池裕太選手の背後を狙っていた印象もあるが、それに対するケアは?

「アグレッシブさは出さないといけないのでしっかり攻撃参加して、しっかり戻ってケアすること、それとツノ(角田涼太朗)と連係して守ることを意識した」

 

——ゴールシーンを振り返ってほしい

「カバ(樺山諒乃介)の特徴は分かっていたし、ああいうプレーが得意なことも分かっていた。回って走ればボールが出てくると思った。最初はクロスをイメージしていたけど、昔、ああいった形で自分が決めているシーンが頭の中にあったのでシュートを打った」

 

 

 

——今後に向けてきっかけを掴む試合になった?

「結果は残せたけど、ダメな部分というか課題もある。いい準備をして中断期間明けを迎えたい」

 

——試合に出られていない間はどういった気持ちで準備してきた?

「やることは変わらないというか、練習からアピールすることを意識していた。メンバー外練習にもいい意識で取り組めていたので、それが良かったと思う」

 

 

——この試合で見えた課題は?

「サイドハーフの選手との連係の部分はもう少し改善できるところかなと思う」

 

 

FW 35 樺山 諒乃介

——2ゴールに絡んだ。それぞれ振り返ってほしい

1点目は、自分があそこで前向きにボールを受けた時は、とにかく今日は強引にでも振ると決めていた。決められたらよかったけど、結果的に拓真くん(西村拓真)が押し込んでくれてよかった。2点目は、咄嗟の判断だったけど、あそこで遊び心を持っているのが自分のいいところ。(小池)裕太くんが決めてくれた」

 

 

——最近のリーグ戦では悔しさを露にしていた。どんな気持ちで臨んだ?

「今日2ゴールに絡めたけど、自分自身は京都戦で11を決めきれなかった決定力不足、ゴールを決められなかったことが課題だった。今日の試合では何が何でも点を取りたいと思っていた。結果的に決められなかったけど、クロスからのチャンスはあったし、1点目のシーンも決めたかった」

 

——自分のプレースタイルとチームスタイルをどのように折り合いをつける?

「まずは仕掛けないとアカンし、実際に自分のところいろいろなメッセージが来ることもあって、結果を残せていないので周りの人がそう思うところもあると思う。全然やんけと思われるかもしれないけど、自分がどういったプレーヤーを目指すかというのもある。マリノスにいるからには結果を残さないといけないし、もっと連係をやれよと言われるかもしれない。それはしっかり聞いているけど、だから自分のやり方を変えるつもりはない。途中から出た時は自分がゲームを変えないとアカンし、京都戦は点を取れるシーンもあった。そこは自己中で行くという自分を曲げるつもりはない。そこで曲げていたら世界で活躍できないと思うので」

 

 

——次のターゲットは得点になる?

「自分のエゴを出すとしたら責任を取らないといけない。ドリブルもシュートもやるからには責任を取らないといけない。そのためにはゴールを取って示すしかない。周りに何を言われようが、自分を信じてくれる人がひとりでもいればこのプレーで結果を出したい」

 

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