「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

あと少しを埋めた攻撃のラストピースは背番号6。 渡辺皓太の同点アシストが逆転勝利のきっかけに [J17節 G大阪戦レビュー]

 

守護神のファインセーブが強烈な追い風に

 

不用意なミスから先制を許したが、序盤からマリノスの出来は悪くなかった。

ガンバ大阪に高い位置から積極的にプレスを仕掛けられ、実際に得点シーンもそういったアクションが自陣ゴール近くでのミスになった。しかしながら相手のプレスはタイミングや精度、さらには意思疎通も曖昧で、付け入る隙はあった。攻略ポイントとしてはFWとMFの6選手だけが前掛かりになるため、それさえかいくぐれば容易にチャンスを作れた。

 

 

ダブルボランチの背後、つまりディフェンスラインの前にはスペースができていた。そこにうまく潜り込んでいたのがトップ下の西村拓真で、序盤から幾度となくカウンターの起点になる。クロスやラストパスの呼吸が合わなかっただけで、いつゴールネットが揺れても不思議ではない展開が続いた。

 

 

さらに強烈な追い風となったのが、GK高丘陽平のファインセーブだ。先制点献上後の15分、パトリックに強烈なヘディングシュートを許す。しかもゴール目前の至近距離からのシュートで、まさしく絶体絶命。これを右手一本で防いだ背番号1の貢献度は計り知れない。

 

 

前半こそビハインドで折り返したが、後半開始して間もなく待望の瞬間が訪れる。

56分、水沼宏太のクロスをファーサイドのエウベルがヘディングで狙い、GKが弾いたボールを渡辺皓太が折り返す。ゴール前で待っていた西村がきっちり押し込み、これが同点弾に。

 

 

3列目から相手ペナルティエリア内に侵入した渡辺が、ひと工夫が欠けていたマリノスの攻撃に答えを導き出す。そもそも水沼のクロスをお膳立てしたのも渡辺の攻撃参加がきっかけで、最後はアシストという目に見える仕事でゴールを生み出した。そして後半終了間際には相手センターバックを退場に追い込む飛び出しを見せるなど、この日は最後まで圧巻の働き。

あと少しを埋めた攻撃のラストピースは背番号6だった。

 

 

 

マルコスのゴールは次節以降のお楽しみに

 

クオリティの高さを見せたのは渡辺だけではない。逆転弾となった水沼のゴールも素晴らしかった。

 

ヨコエク

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