「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「シュンや学やヒョウが近くでサポートしてくれる。だから自分が生きている」(ラフィーニャ)・「ダービーは順位とか関係なく勝たないといけない」(齋藤) +小椋・俊輔他 [川崎戦直前コメント] -1,506文字-

【試合に向けて】

MF 11 齋藤 学

「今年はアウェ イで勝っているけど、去年の最後に負けた悔しさは忘れていない。ダービーは順位とか関係なく勝たないといけない試合。天皇杯の結果があるので、余計に自分 たちはできるというところを見せたい。リーグ戦では前節、久しぶりに勝てたので、その流れを大切にしたい。天皇杯で負けたことは悔しかったけど、それをパ ワーに変えないといけない。フロンターレはシステムが変わったみたいだけど、やっているサッカーは変わらない。ウチとしては中断明けは点を取れている。逆 に失点が多いからなかなか勝ちきれていないわけだけど、そのあたりは守備陣の問題だけではなく全体で考えないといけない」

樋口 靖洋 監督

「5月にフロンターレと対戦したときはコンディションの差があった。相手はACLを勝ち上がって連戦の最後だった。今回はお互いに天皇杯で負けたあとなので、しっかり切り替えてやりたい。相手のボールの出どころと受けどころの遮断をしないといけない。ポイントはそこ。出し手は(中村)憲剛と大島のところで、受け手は3トップ。我々のボランチとCBのチャレンジが必要だし、全体をコンパクトにしないとやられてしまう。いまのフロンターレの攻撃力はJリーグで一番。ボールの動かし方、運び方、最後の決め方が確立されているし、それを実行する力がある」

 

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FW 18 ラフィーニャ

「自分はもちろんチームも、もっと良くなっていくはず。最初はみんな自分が1トップをできるか不安に思っていたけど、自分はもともとやったこともあった。それに1トップだけど、近くに選手がいてくれる。シュン(中村)や(齋藤)学やヒョウ(兵藤)が近くでサポートしてくれるからやりやすい。だから自分が生きているし、周りを生かすプレーもできる。周りにいなければ個人プレーで行くしかないけど、そういう状況ではない。それにゴールを決めるためにはシュートが必要。ただ、自分には厳しく要求している。徳島戦でも最初にチャンスを外してしまったので、次のチャンスは絶対に決めるという気持ちがあった。フロンターレ戦はチームとして絶対に勝ち点3を取らないといけない試合。フロンターレは上位のチームだし、前回の対戦では彼らのホームで彼らは負けている。今回は絶対に勝ちに来るので、それに負けないように戦わないといけない」

 

MF 10 中村 俊輔

「どこのダービーもそうだけど、ホームで勝てばアウェイで負けてもいいという雰囲気になる。ウチは今年アウェイで勝っているけど、いまは相手のほうが順位は上だし、ホームで負けているので死に物狂いで来ると思う。相手の中盤の選手は(中村)憲剛も大島くんも(森谷)賢太郎も基本的に前の選手。守備のときに人につくことはできるけど、ズレには対応できない。そういうときに柏が4-1で勝ったような展開になる。こっちとしてはズレを作れれば、そのときに前が開ける。相手の中盤の選手に対して、こっちがズレをいかに作るか。ボールを奪ってからも速く攻めるだけではなく、相手の2シャドーを下げさせるような攻撃も必要。打ち合いになったら相手はカウンターが一番うまいチーム」

MF 6 小椋 祥平

「アウェイで勝ったときはセットプレーから先制できたこともあって、どちらかというとブロックを作って守る感じだった。今回はどうやって守るか。どちらにしてもボールを失った瞬間の切り替えのところは前から守らないといけない。そこで奪えなければボールを持たれてもしょうがないけど、失った場面では奪いに行かないと相手は怖くないし、防戦一方になってしまう。そのためには選手が連動することが大事。単発では奪えない」

 

 

 

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