「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「こぼれてくるかなと思って足を止めずに動いていたのがよかった」(兵藤)・「PKはシュンがチャンスをくれた」(ラフィーニャ)+中町・小椋・中澤他 [川崎戦後コメント] -1,635文字-

【試合を終えて】

MF 7 兵藤 慎剛

「相手は10人 だったし、あそこにこぼれてくるかなと思って足を止めずに動いていたのがよかった。シュートはうまく足に乗って少し浮いてくれたので逆によかった。相手は 10人になっても攻撃力があるし、ボールを失ったあとの切り替えのところで相手に仕事をさせないことを意識してプレーした」

 

樋口 靖洋 監督

「川崎Fのパスワーク、コンビネーションに対して、我々がどう自分たちのスタイルを出せるかというのがポイントだった。ミーティングで選手たちには我々のスタイルを出すことが川崎Fのスタイルを消すことになる、それが最大のポイントだと言って送り出した。しっかりとボールを奪いにいく守備をして、ボールを前向きに奪って出て行くという我々の本来の戦い方を多くの時間で見ることができた。それが失点ゼロに終わった結果で、得点につながった形だと思う。(立ち上がりの守備が良かった点について)前半の最初から行こうというのはいつもどおり。守備に関してはやはり我々のスタイルは前で奪うということ。そのプライオリティーをチームで共有しようと話していた。前で行けるときは行くんだと。行けないときは中盤でしっかり追い出すんだと。それでもダメで、今日の試合でもあったけど、うまくボールを動かされた時はしょうがない、自陣でブロックを作ると。その3パターンのボールを奪う場所をチームとして共有しようと。(ラフィーニャ加入で攻撃が変わったところは?)彼は前線の距離を近くすることができるようになってきて、ボールを収める時間を作ることができる。彼が収めている間に近くに人がいれば、彼はその選手をうまく使うこともできる。だから前線に絡む選手の人数が増えてきている。それが連動性を生んでいる。顕著な例が柏戦の1点目で4~5人が連動していた。あの距離感をどの試合でも何回か作れている。一つの大きな力になっていると思う」

 

 

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MF 8 中町 公祐

「今日のような奪い方ができればディフェンスラインが下がることもないし、いい相乗効果がある。ボールに出るタイミングを共有しないと、DFにとっては中盤に穴を作ることになってしまう。オグ(小椋)とはお互いに動きを見ながらやっていたし、今日は(藤本)淳吾さんがボランチが出てできてスペースを埋めるようなポジションをとってくれた。アラートにやるという意味ではファーストDFがボールに行かないといけない。ちょっと前はそれがボランチになっていたので奪うのが最終ラインだったけど、今日は前線の選手がやってくれたのでボランチのところで奪えた。相手の効果的な縦パスはほとんどなかったし、いい距離感で相手に自由を与えなかった」

FW 18 ラフィーニャ

「ここまでいい状態で来ていると思う。今日もゴールという形でチームに貢献できてよかった。PKはシュン(中村)がチャンスをくれた。この前の徳島戦でも言われたけど、そのときは譲った。けがは右足首をねん挫したような感じ。ひどくないことを祈りたい」

MF 6 小椋 祥平

「前半にあった決定機を決めていればもっとラクに勝てる試合だったと思う。相手のダブルボランチはずっと近い距離感でやっていて、そこがフロンターレの一番強い部分。そこをいかにつぶせるかがポイントだった。何回かやられた場面もある。その回数をもっと減らさないといけない。あとは取ったあとのつなぎでも、自分とマチ(中町)にミスがあったので、それをもっと減らしたい」

DF 22 中澤 佑二

「相手は退場して10人なのにバタバタしてしまった。あんなにボールを回されてはいけない。もっと落ち着いたゲーム運びをしなければいけなかった。もうちょっと相手の陣地でゲームができれば。(大久保)嘉人が中盤でボールを受けるようなこともやっていたけど、11人ならもっとパスコースもあったと思う。優勝争いをするためには一つひとつ勝っていくしかない。内容はイマイチだったので、勝って喜んでいるようではいけない」

 

 

 

 

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