【サッカー人気5位】酒井宏樹 浦和レッズ加入会見全文レポ「…

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

けが人の状況を整理する [ナビスコ準々決勝第1戦柏戦レビュー] 藤井雅彦 -1,493文字-

 

けが人の状況を整理しておこう。

4-3-2-1_齋藤ラフィーニャ欠 ハーフタイムに突如として姿を消した中村俊輔を心配する声も多かったであろう。どうやら試合前から持病の股関節痛を再発しており、痛みを抱えながらの先発出場だったようだ。「仙台のピッチが緩くて、その試合のあとから痛くなった」(中村)。前半45分は懸命にプレーしたが、ハーフタイムに自ら交代を申し出た。「ちゃんと治すなら1ヵ月くらいかかる」と中村。そこまで余裕があるチーム状況ではないが、かといって無理をさせて長引かせるわけにもいかない。判断が難しい。とにかく中3日での第2戦出場は難しそうだ。

重傷だったのは、ゴールを決めた瞬間のプレーで右あしのすねを痛めた中町公祐である。試合後は歩けていたことから大事には至らなかったように思わせた。しかし、試合翌日に精密検査を行った結果、右腓骨骨折で全治4週間見込みと診断された。「オレらしくない泥臭いゴールだった。もっとスマートに決めたかったんだけど」と笑いを誘っていただけに、思いもよらない事態になってしまった。ここ数試合はパフォーマンスが向上していただけに、本人はもちろんチームにとっても痛い離脱である。

最後に兵藤慎剛について。彼については「3人の中で一番軽い」と樋口靖洋監督は明かす。症状としては右足首ねん挫で、回復次第では第2戦に間に合うだろう。前線の駒不足を考えると休むわけにはいかず、強行出場する見込みが高い。仙台戦での鼻骨亀裂骨折に続いての負傷ではあるが、プレー内容は悪くなかった。チーム状況を考えても、兵藤にしかできないリンクマンの働きは欠かせない。

 

下バナー

 

柏3-4-2-1 そのタイミングで栗原勇蔵の退場というアクシデントにも襲われた。とはいえ、これに関しては不可抗力ではなく、自らが招いた失策である。特に1枚目の警告は明らかに不必要だった。審判団の判定が明らかな誤審だったとはいえ、それに腹を立ててボールをピッチに叩きつけてしまえば、必然的に警告を出される。結果的にこの行為が響き、後半に2枚目の警告を受けた時点でピッチを去ることに。試合終盤の戦い方を狭めただけでなく、第2戦は出場停止となる。自らの行為がチームに与える影響を考え、反省しなければいけないだろう。

最後になったが、試合結果は1-2の敗戦だった。柏レイソルのサッカーの内容が素晴らしかったとは思わないが、さすがにトーナメントの勝ち方を知っているチームと監督だ。また、取るべき場面でしっかりゴールしたレアンドロと工藤壮人のストライカー二人も優秀である。対して、マリノスはなかなか自分たちの良さを出させてもらえず、攻守ともに中途半端な内容だった。その上で敗戦しているのだから、やはり柏に軍配が上がった試合なのだろう。

唯一の救いは、致命傷となる3点目を与えなかったこと。不利な状況には違いないが、昨年のように絶体絶命の状況というわけでもない。第2戦で逆転するチャンスは十分にあることを強調しておきたい。

 

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ