マリノスに勝利とタイトルがもたらされる瞬間、30歳になった背番号23がいま以上に光り輝いていることだろう
プロ8年目。マリノスに加入した2015年は大卒で22歳だった仲川輝人が、30歳の誕生日を迎えた。
決して平たんな道のりではなかった。プロ入り直前に右ひざ前十靱帯を負傷し、リハビリからのスタートを余儀なくされる。復帰まで約1年かかり、ようやくピッチに戻ってからもすぐには居場所を見つけられなかった。
2016年にFC町田ゼルビア、2017年にアビスパ福岡へ期限付き移籍し、試合経験を積んだ。「いい経験をさせてもらって、試合に出させてもらったおかげで試合勘も戻ってきた」。徐々に自分らしいパフォーマンスが戻ってきた。
迎えた2018年、マリノスはアンジェ・ポステコグルー監督とともに新たな歩みを開始する。シーズン前半はほとんど試合に絡めなかった仲川だが「素晴らしいサッカーをやっていたので、自分ももっと力になりたいと思って頑張ってスタメンになれた」。
翌2019年、仲川が名前のとおりに輝く人となる。スピードとドリブル突破と、そして決定力をいかんなく発揮。15年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、MVPと得点王をダブル受賞する。苦労が報われた瞬間だった。
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