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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

オリンピックと海外への興味 -齋藤 学 スペシャルインタビュー【2】


オリンピックのメダリストと4位の差は、日本に帰ってきてからすごく感じる

FW 11  齋藤 学(横浜F・マリノス)スペシャルインタビュー 第1回はコチラ

――オリンピックから帰ってきて「海外でプレーしてみたい」と発言する機会が増えたけど、そのきっかけになった出来事は?

「自分の中ではトゥーロン国際大会を経験したことが大きかった。去年1年間はJ2の愛媛FCで修行して、今年はF・マリノスでもっと結果を残さないといけないのは間違いない。でもトゥーロンに行って、国内組と海外でプレーしている選手の差を感じた。ピッチコンディションが悪い中でも力強さを出していたのは海外でプレーしている選手だった。大津くん(祐樹)もそうだし、宇佐美(貴史)や(高木)善朗もそう。あのときはその中に自分が入って前線を構成していたから、余計にそう感じたし、刺激にもなった」

――トゥーロンで得たものは大きかったんだね。

「すごく大きかった。あとトゥーロンで負けて悔しかったことで、オリンピックに出たいという気持ちを高めてくれたことも。それまでは“お客さん”じゃないけど、予選や予選の前からオリンピック代表でプレーしている選手がいて、A代表に招集された経験のある選手もいて、自分としては見劣りするというか、客観的にメンバー選考を見たときに難しいなと感じていた。でもあの大会で負けて、もう少しこのチームで戦いたいと強く感じた。トゥーロンから帰ってきてからは、聞かれたときは必ず『オリンピックに行きたい』と答えるようにしていた」

――どのあたりに海外組との差を感じた?

「差というか、環境であれだけ力強さが増すというのは何なんだろうという疑問があって…。フィジカルの問題だけじゃないと思う。宇佐美の話では、筋トレでも体重を減らさないようにやっていたみたいだけど。やっぱり意識なのかな」

――学やJリーグでプレーしている選手の意識が低いとは思わないけど。

「それはそうだと思う。ただ見ている景色や感じ方が少し違ってくるのは間違いない。オリンピック期間中は徳永さん(悠平)と同じ部屋だったけど、その前の合宿中は宇佐美と同じ部屋だった。いろいろ話をしていて、やっぱりすごいと感じた。だってリベリーと毎日一緒にサッカーやっていたんだから(苦笑)。ベンチで一緒に見ていても、アイツにとってはすごいと思える選手がいないみたいで。それはバイエルンでリベリーとプレーしていたから。メキシコのドス・サントスが出てきて、オレとかはソワソワしていた。でもアイツは『あれぐらいだったら別に…』という感じ。練習の話を聞いても、すごく激しいと言っていた。当然、興味は持ちますよね」

――なるほど。オリンピック本大会を振り返って、いまどんなことを思う?

「メダルを取った、取っていないの差はメディアに露出する回数も全然違うだろうし、オリンピックのメダリストと4位の差は、日本に帰ってきてからすごく感じる。ただ『メダルを取らないといけない』は最初から期待されている選手やチームが言う言葉だと思う。サッカーの場合、なでしこは『メダルを取って当たり前』、『男子はとりあえず頑張れ』がオリンピック前の見方だったと思う。だから言い方はおかしいけど、よくあそこまで行った。6試合戦うなんて誰も思っていなかっただろうから」

――たしかに3位と4位の差は大きいよね。

「あそこ(3位決定戦)で勝てないのも力だと思うから。韓国に絶対勝てないかといえば、そうでもない。自分は出ていないけど、韓国相手に逃げないでポゼッションできていた。

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