「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「良いときもあれば悪いときもある」(小椋) ・「名古屋のサッカーに付き合ってしまった」(兵藤)+榎本・中澤・伊藤他 [名古屋戦後コメント] -1,507文字-

【試合を終えて】

MF 7 兵藤 慎剛

「停滞感があったというか、名古屋のサッカーに付き合ってしまった。失点はゴール前の枚数も足りていたのに、あのクロス1本でやられてしまった。攻撃も効果的 なパスが前に入らなかった。誰かのためにスペースを作るという動きも少なかったと思う。相手の停滞感のあるサッカーに付き合わされた。自分たちらしくない サッカーになって、攻守に躍動感のあるサッカーはできなかった。やられた感じはしないというのがいつもの名古屋のサッカー」

樋口 靖洋 監督

「ゲームの総括をするには、正直まだ頭の中が整理できていない。分析するにはもう一度ビデオを見直さなければならない。というのは、決して悪い内容ではなかったという印象がある。ただ、0-2という結果は受け止めなければならない。2失点についていえば隙を突かれた、我々が隙を見せてしまった。そこをしっかりと突かれてしまった。残り3分の1で我々は一つひとつ勝ち星を重ねて、まずは上位争いに食い込みたい。そして、その状況の中からACL圏内を狙いたい。決してまだまだあきらめる状況の勝ち点ではないと思う」

 

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MF 6 小椋 祥平

「良いときもあれば悪いときもある。今日に限ってはオレのせいで負けたと思っている。2失点目もオレの横パスを奪われて、そこからの展開で失点した。0-1になって、後半の早い時間帯に2点目を与えてしまった。それでうまくいかなくなった部分がある。前半はCKが0本で、最近はCKから点を取れているので、CKを増やすプレーも必要だった。逆に流れの中で点を取れていない。ペナルティエリア付近までは行くけど、そこから怖さを与えられなかった」

DF 22 中澤 佑二

「いまの僕たちはカウンターを食らうシーンが多い。中盤でのつなぎのところでパスを奪われてピンチになっている。相手はそこを狙ってチャンスを作っている。失点が同じような形で続いていて、崩されたというよりもミス絡みで失点している。練習からそういったことを意識してやらないと改善しないままになってしまう」

FW 16 伊藤 翔

「先制点の取られ方もあっけないというか、崩された失点というわけではない。それが前半のチームにダメージを与えたかもしれない。2失点はアップをしていたので見ていないけど、試合の始まりと終わりの一番危ない時間帯で、そのタイミングでやられると苦しくなる。全体的に悪くはなかったけど良くもなかった。可もなく不可もなくというか。ゆったりとした名古屋の好きなゲーム展開になってしまった」

 

FW 9 矢島 卓郎

「結果的に負けたこととゴールできなかったことがすべて。相手に引いて守られたときに、相手が嫌がることがもっとできればよかった。足元で受けることはできたけど、一番怖いところには入れなかった。相手は前を向いた状態で守れていたので、もっと引っくり返すようなプレーやボールが必要だった」

MF 11 齋藤 学

「こういう結果になってしまったのは残念。でもリーグ戦なので、ここから勝ち続ければ何かが起きるかもしれない。チャンスはどちらも少なかった。でも攻撃のときに停滞感が少しあったかもしれない。クロスやシュートの精度をもっと上げていくことが必要と感じた」

GK 1 榎本 哲也

「1失点目はファビオにクリアを指示していたけど、ファビオは戻りながらで難しかったみたい。どちらとも言えないけど、もったいない失点。連係のところだから。全体的には攻守の切り替えが遅かったし、相手と同じスピードでプレーしてしまった。名古屋は前の4人の良さを生かすサッカーだった。それが機能すると今日のようなゲームになってしまう」

 

 

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