「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

この一戦に照準を合わせてきた西村拓真。 神戸戦で復帰濃厚の背番号30がマリノスを勝利へ導く [ACLラウンド16 神戸戦プレビュー]

 

チームは決戦の地である埼玉へ

 

リーグ戦と同じように、アジアの舞台でもマリノスの強さを見せつけたい。

いよいよACLのノックアウトステージが始まる。灼熱のベトナムでグループステージを勝ち上がり、ここからさらに過去な戦いが待ち受けている。

2年前の2020年に出場したACLは、このラウンド16で姿を消した。韓国Kリーグ水原三星との激闘は記憶に新しく、必死の戦いも実らず2-3で敗れた。当時を知るメンバーがだいぶ少なくなったあたりに時代の流れを感じざるをえないが、マリノスがマリノスである事実は変わらない。

そして過去に優勝経験のないタイトルへの挑戦は、なぜかワクワクする。Jリーグも、ルヴァンカップ(ナビスコカップ時代に)も、天皇杯も制した。名門クラブに必要な勲章を手に入れるために、とにかく勝ち進まなければならない。

ラウンド16で対戦するのはヴィッセル神戸。試合会場も埼玉スタジアム2002とちょっぴり雰囲気に欠ける感は否めないが、このご時世である。大会が無事に開催されることを喜び、試合を楽しみたい。

 

 

13日の湘南ベルマーレ戦が台風8号の影響で中止となったチームは、16日から決戦の地である埼玉入り。試合前日となった今日は試合会場のサブグラウンドで調整を行い、冒頭15分をメディアに公開した。

現在のチームはフィールドプレーヤーが24人、GKが4人、合計28人体制。そのうち宮市亮はリハビリメニューのためグラウンドには姿を現さず、フィールドプレーヤー23人で臨む。新加入ヤン・マテウスもトレーニングを行い、無事にメンバー登録が完了している。

 

 

「ここから先はマリノスの歴史上も見たことのない景色になるので、必ず自分たちの力でマリノスの未来を切り拓いていきたいし、その力があると信じている。今までやってきたことを信じて思い切ってぶつかっていくだけだと思うし、マリノスファミリーの力を結集して思い切ってぶつかっていきたい」(喜田拓也)

 

 

決戦に向け、機運は間違いなく高まっている。

 

 

マスカット監督の決断やいかに

 

前日練習に西村拓真の姿があった。

 

 

 

ヨコエク

(残り 862文字/全文: 1805文字)

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