「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターも勝利するマリノスを見に来ている」(伊藤)「この前の試合があまりにも悪くて・・・」(栗原) [広島戦後コメント] -1,261文字-

【試合を終えて】
樋口 靖洋 監督

「今日の試合は決してキレイな形ではなく、ちょっと泥臭い感じのゲームで、相手にボールを渡すことも多かった。ただその中で、球際で厳しくやることができた。球際の勝負で勝ったことが、我々に最後のPKを運んでくれたのだと思う。今日のテーマは積極的なプレーを取り戻すということだった。選手たちは本当によく走り、球際で戦い、実践してくれた。(中村の交代について)俊輔に関してはコンディションが悪かったということ。前半のプレーを見ていて私もそう見ていたし、本人も少し体調不良の部分があるということだった。今日は走れるかどうかが大きなポイントだと考えていたので、逆にランニングができる(佐藤)優平を入れた」

DF 22 中澤 佑二

「残り10分で(佐藤)寿人が入ってきてからが怖かった。ウチの中盤の足も止まっていたし、寿人はフリックの動きができる。ゴールに直結するプレーをするので、それによって石原が動き出したりもできる。だから残り10分が苦しかった。勝ったけど、ウチは全然チャンスがなかった。シュートを打っているといっても、可能性の低いミドルシュートばかり。逆にサイドをえぐられてのピンチも多かった。広島の左サイドの柏くんはドリブルでタメを作れるし、そこからのクロスでピンチもあった。とにかく今日は失点ゼロで抑えられたことがよかったと思うしかない。こういう試合は年間に3~4試合ある。でもそれは3~4試合だけ」

 

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FW 16 伊藤 翔

「(PK獲得について)あのタイミングなら最悪でもPKを取れると思った。それを審判がしっかり見てくれていた。シュンさん(中村)が交代でいなかったので、あのタイミングなら自分かヒョウくん(兵藤)か(下平)匠という選択肢があった。でも自分で獲得したPKだったのでヒョウくんに言って蹴らせてもらった。DF陣も頑張っていたし、サポーターも勝利するマリノスを見に来ていると思う。広島との試合はいつも難しいし、我慢比べのじれったい試合になる。我慢して勝ち点を重ねられたのはよかった」

MF 26 三門 雄大

「体力的にはきつかったけど、勝つにはこういう苦しいことをやらないといけない。いいサッカーで勝っているときはみんなの距離感もいいし、すべてがうまく回る。でも勝てないときは、一つのボールに対して執着心を出して、ガムシャラにやらないといけない。今日はミスもあったけど、走りきることはできたと思う。これを続けていればチーム状態がよくなるときがくるはず」

DF 4 栗原 勇蔵

「この前の試合があまりにも悪くて、シュートも実質打っていないし、それ以下の試合はない。今日もまだまだ足りないけど、みんなギリギリのところで走って、みんなで守って、みんなで粘ってなんとか点を取った。内容はたいしたことないけど、悪い中でも勝ったのは前進だと思う。この前シュートが実質ゼロに終わって、気持ちを切り替えてやらないと残り10試合が無駄になってしまう。危ない場面やピンチもあったけど、そこをゼロで乗り切れたことがよかった」

 

 

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