「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「個人的にはリーグ最少失点を目指している」(榎本)・「(兵藤は)気が利く選手だし、人と人を意識しながらプレーできる」(富澤)+兵藤・齋藤・ファビオ他 [清水戦前コメント] -1,696文字-

【試合に向けて】

MF 7 兵藤 慎剛

「先週末の甲府 との練習試合からボランチに入っているし、今日の練習でもボランチのようなポジションだった。だから頭の中ではボランチでプレーすることをイメージしてい る。自分が2列目としてプレーする中で、なかなか前線にいいボールが入ってこない状況が多かった。だから自分がボランチでプレーしたときは前にチャレンジ するボールを入れていきたい。簡単に周りを使って、チャンスのときに前に絡んでいきたい」

樋口 靖洋 監督

「(齋藤)学は今週から合流して、けがのリバウンド次第。ほかの選手で2週間くらい離脱していて、全体練習に合流できていない選手は難しい。3連戦になるので、そこのどこかで戻ってくる感じになる。(兵藤のボランチ起用について)ユーティリティーな選手だし、それもオプションとして考えられる。先週の甲府との練習試合でも良かった。けが人は多いけど、いるメンバーで回せる。
残り7試合で一つでも上の順位を目指していく。いまの勝ち点37という数字は決して安心できない。残念ながら下を見ながらになってしまうけど。しかも、ここからの3連戦はいずれも残留争いのチームとの対戦なので、相手は相当なパワーを持って臨んでくる。我々も危機感をパワーに変えて戦わないといけない。そのテンションに負けないように戦わないといけない。そこで差がついていては話にならない。
けが人は少しいるけど、システムを変えなくても、いるメンバーで十分回していけると思っている。あとは前回の鳥栖戦もそうだったけど、チャンスを決められるかどうか。伊藤であり藤田であり矢島であり端戸にはそういう仕事を求めたい」

 

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DF 15 ファビオ

「去年とは違って、今年は順位的に難しい部分がある。去年は年間を通して優勝争いできていたけど、今年はいまの10位前後という順位が示しているとおりだと思う。自分も含めて、レギュラーメンバーが欠けたときに出場する選手はアピールしたい気持ちは強いけど、チーム状態としてそれが難しいところもある。こういう状況だからこそモチベーションを高く保って試合に臨まなければいけない。次の清水戦もそこがポイントになる」

MF 11 齋藤 学

「個人的には前節の鳥栖戦から試合に出たかったけど、万全の状態にするために清水戦まで待った。今週はトレーニングに参加できているし、今日の練習でも思った以上に動けた。あとは先発か、途中出場か。それは監督が決めることだけど、自分としてはスタメンから出場して長い時間プレーしたい。そのほうがリズムをつかめるし、自分自身も楽しい。相手は残留争いで大変だけど、モチベーションで上回りたい」

 

GK 1 榎本 哲也

「チームとしては上位と離れているし、残留争いという感じの状態でもない。どっちつかずの中途半端な位置にいるのでモチベーションを高められるかがポイントになる。個人的にはリーグ最少失点を目指しているし、その可能性は十分あると思う。完封するのはリズムも大事だし、1試合できれば、それを続けることもできる。特に連戦なので、3連戦の初戦が大事。エスパ戦でいい入り方ができれば、残り2試合もラクになる」

MF 27 富澤 清太郎

「今年はやることがすべて後手後手になってしまった。それにホームゲームもあまり勝てていないし、波に乗り切れないシーズンになっている。だからこそ、まずは自分自身がやるべきことに集中したい。それがチームとしての強さにつながっていく。兵藤とボランチを組むのは1年半ぶりくらい。でも気が利く選手だし、人と人を意識しながらプレーできる選手なので、今日の紅白戦もずっと一緒にやっている感覚だった」

DF 23 下平 匠

「最近はボールをつなぐことはできても、最後のところで相手を崩しきれなくて、シュートに行けない場面が多い。毎試合のようにメンバーも入れ替わっているし、チームの性質の問題もあると思う。失点が少ないのはいいことだけど、失点の少なさよりも、点を取れていないことのほうが気になる。点を取らないと勝てない。それはFWだけの問題ではなく、チーム全体で考えないといけないこと」

 

 

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