「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「あのときだけ阿部ちゃんをフリーにしてしまった」(中澤) 「関根くんがワンチャンスを決めた。首位のチームの力」(佐藤) [浦和戦後コメント] -1,442文字-

【試合を終えて】

MF 20 佐藤 優平

「後半はウチ のペースだったと思うし、正直勝てると思った。ただ、最後のところを崩しきれなかった。相手は関根くんがワンチャンスを決めた。それを決めるのが首位の チームの力だと思う。今日はボランチではなく一列前だったので自由に動けた。でもこの前の良かった試合よりも前にボールが入る率が下がっていると感じた。 守備のときも前で奪うというよりも全体的に下がる時間が長かった」

樋口 靖洋 監督

「まず一言、本当に残念。10位という順位ではあるけど、なんとか勝って存在感を示そうと選手たちを送り出した。そういう意味で結果が出なかったことがまず残念。ただ、ゲームの戦い方、選手のメンタル、戦術的な面、これらはチームとして機能しながら戦えたという手応えは持っている。攻撃力のある浦和に対して、我々がどこでどうボールを奪うかはチームとして整理できていた。私はよく“ザ・浦和”というのだけど、そういう崩し方はあまりやらせなかった。そういう意味では、チームとしての守備がきちんとできていた。(ファビオについて)一言で言えば素晴らしい発見。もともとブラジルではボランチもやっていたこともあったが、なかなか試す機会はなかった。今日、一番期待したのは彼の守備範囲の広さ。これは多くのボールを奪ったことで証明されたと思う。それから奪ったあとのボールの展開に関しても、シンプルにボールを動かして機能した」

 

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DF 22 中澤 佑二

「浦和には浦和独特のスタイルがある。でも今日はリスクを負わない感じだった。前半から(李)忠成が戻って11人で守っていた。相手のベンチがそれを指示している。良い悪いではなく、そういったことを徹底していから首位のチームなのだと思う。全体的には、あの一発だけ。あのときだけシュートを打った阿部ちゃんをフリーにしてしまった。それについてはあとから映像でしっかり確認したい。でも1-1にする力がない。結果がすべて。やられているイメージはないけどやられている」

DF 4 栗原 勇蔵

「浦和は昨日のガンバの結果も踏まえて、絶対に勝たないといけないという感じではなかったのかもしれない。ウチとしてはどこのチームに優勝してほしいとかはないし、ただ目の前の浦和に勝つという気持ちでやっていた。優勝争いとは関係なくウチもモチベーション高く戦えていた。でも勝負という部分で浦和に負けてしまった。危ない場面は2~3回だったし、相手のシュートは少なかった。でもウチにチャンスがあったかといえば、あまりなかったと思う」

MF 11 齋藤 学

「相手もそこまで自分たちのサッカーをできていたというわけではないと思う。でも、そういった試合を勝つのが優勝争いするチームだと思う。去年のウチがそうであったように。いまは自分たちの力のなさを痛感している。シュンさん(中村)がけがで交代してしまったけど、代わりに入った(藤本)淳吾さんには淳吾さんの良さがある。うまくコンビネーションで崩せた場面もあった。自分としては真ん中で仕事をしようと思っていた」

MF 15 ファビオ

「負けてしまったのは残念だけど、チームとしてはいい試合ができたと思う。ボランチは経験のあるポジションなのでやれるという気持ちだったけど、しばらくやっていなかったので少し不安もあった。今日はプレーしてみて、自分でも少し驚くくらいできたと思う。けが人が多くてメンバーが揃わない中で短い練習期間しかなかったけど、全体的には良かったと思う」

 

 

 

 

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