「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「私は樋口をリスペクトしている。彼は功労者です」(嘉悦)・「やっさん(樋口監督)はオレの息を吹き返させてくれた人」(榎本)+中村・中澤・齋藤他 [樋口監督退任についてのコメント]

樋口 靖洋 監督

「結 果責任は監督が背負うもの。だから、あっても仕方がないこと。でも残り3試合、自分たちのスタイルを追求して、少しでも勝ち点を伸ばしたい。現在10位と いう成績で、今年はどの大会もタイトル争いに絡めなかった。その責任を負わなければいけない。それは監督という職業柄、仕方のないこと。マリノスというク ラブは常に優勝争いしなければいけない。一昨年は4位、昨年は2位と優勝争いできた。それがこのクラブで監督をやる者の使命だと思う。それだけに今年、優 勝争いできなかったことが非常に悔しいし、残念。その事実を受け止めないといけない」

 

嘉悦 朗 社長

「解任ではなく退任です。監督と話し合って来季は違う体制で行こうということを決めた。その理由ですよね。樋口さんの功績は大きかった。ヘッドコーチ時代を含めて5年間いて、監督としては3年間やっていただいた。マリノスとしてのスタイルを作ってもらった。攻守にイニシアチブを握るサッカーです。順位としても4位、2位と成果を出してくれた。スタイル構築とともに結果も出ていた。今年は5冠を目指してスタートした中で、すべてのタイトル争いで早い時期に脱落してしまった。今年の結果がすべてではないけれど、スタイルの構築をもう一段階上げるために新しい風が必要ということ。彼が5年間で作ってくれた基盤を生かさなければいけない。だから新しい体制を考えるときも、やりたいサッカーを継続してもらうことが前提になる。マリノスとしてのサッカーを構築し、継続していく。成長のためにそういう時期に来ているということです。ウチのストロングポイントは守備の強さですよね。それも攻撃のための守備の強さ。だから得点力は一つの具体的な視点になる。それをトレーニングも含めて引き上げてくれるというような期待値の高い人がいい。私は樋口をリスペクトしているし、彼は功労者ですよ。この財産は引き継いでいく。それは彼の意思であり、クラブとしての意思。(後任の国籍について)問わない。人ありきではないということ。慎重に進めなければいけないし、その覚悟を持って着手しないといけない。時期については、なるべく早いほうがいい。いつまでとは言い切れない。(補強を含めてフロントの責任は?)FWの補強をできなかったということは客観的な事実としてある。中断期間にラフィーニャを補強するまで半年間のブランクがあるわけだから。でも、それは私を含めた誰かをクビにするという問題ではなく、クラブとして反省しなければいけないこと」

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