「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「勝つための準備をしっかりして、積み上げてきたものをしっかり出す。それがクラブと個人の未来につながる」(樋口)+齋藤・栗原・下平他 [神戸戦直前コメント] -1,432文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「(退任について)結果責任は監督が背負うもの。だから、あっても仕方がないこと。でも残り3試合、自分たちのスタイルを追求して、少しでも勝ち点を伸ばしたい。現在10位という成績で、今年はどの大会もタイトル争いに絡めなかった。その責任を負わなければいけない。それは監督という職業柄、仕方のないこと。マリノスというクラブは常に優勝争いしなければいけない。それがこのクラブで監督をやる者の使命だと思う。
この時期はモチベーションとコンセントレーションとテンションが大事。選手は先週からまったく変わらずやってくれている。ただ、依然としてけが人の出入りは少しあって、ミカ(三門)はまた腰を痛めてしまった。チームとして、あと3試合やりきりたい。勝つための準備をしっかりして、積み上げてきたものをしっかり出す。それがクラブと個人の未来につながる。
(中村について)水曜日は痛くてボールを蹴ることもできなかった。木曜部は水曜日より状態が良くなっていた。でも試合はリバウンド次第。それと3日の浦和戦は20分程度で負傷交代して、そこから10日間くらいは別メニューだった、練習試合も45分しかやっていない。だから体力的にどうかという問題があるし、もちろん痛みが出る可能性もある。時間限定にせざるをえないかなという気もしている。
神戸はセンターラインが強い。チョン・ウヨン、シンプリシオ、マルキーニョスがいて、そこに森岡やペドロ・ジュニオールが絡んでくる攻撃力はJトップレベルにある。ウチとシステムが同じで、ボールの奪いどころも似ているチームだと思う。ただ、ウチよりも縦にしっかりボールを入れて、全体でアタッキングゾーンに入ってくる。それが神戸の攻撃の特徴だと思うので、それをやらせないことが大事になる」

DF 23 下平 匠

「神戸は順位が近い相手だし、相手が順位で上回れる。わかりやすいシチュエーションなので、それはチームにとってモチベーションになる。シーズン終盤になって監督の問題や選手個人もいろいろあるけど、目の前の試合にどれだけ集中できるか。やる気を失っていたら話にならないし、ピッチに立つかぎりは100%の力で勝利を目指す。3連勝して今シーズンを終わりたい」

MF 25 藤本 淳吾

「昨日の練習ではトップ下に入ったけど、シュンさん(中村)のコンディション次第だと思う。シュンさんが試合に出られるなら右サイドになると思うし、どちらでも大丈夫なように気持ちの準備はしっかりしておきたい。どちらのポジションでもダイナミックに動いてゴールに絡む動きを意識したい」

DF 4 栗原 勇蔵

「監督交代とか消化試合とかいろいろな状況があるけど、負けていい試合なんて一つもない。試合に出てピッチに立つ限りは全力で戦って勝利を目指す。アウェイでも応援に来てくれるサポーターはいるわけだし、そういう人のためにも勝ち点3を目指したい。神戸はマルキーニョスやペドロ・ジュニオールといった外国籍選手が脅威。彼らを抑えて勝ちたい」

MF 11 齋藤 学

「自分自身のコンディションは悪くない。あとは自分の特徴をチームの戦い方にどうやって落とし込んで結果を出すか。最近は前線が流動的に動いてパスをつなぐサッカーになっているので、その中でドリブルをどう生かすか。パスかドリブルか判断が大事になる。今シーズンはけがもあって、思うように結果を出せていない。残り3試合は勝利に貢献できるように戦いたい」

 

 

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