「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

あの壁はJで一番デカイ(中村)・闘莉王はFWじゃなくてDFだから(中澤) 名古屋戦インタビュー

 

【voice of players① MF 25 中村 俊輔(名古屋戦より)】

壁がデカイから海外にいる感じ

――試合を振り返って

「前半はウチのショートカウンターが良くて、後半は相手にそれをやられた。ショートカウンターされたときにどう対応するかという課題が浮き彫りになった」

――後半は少し押され気味だった

「でも今日は闘莉王にボンバー(中澤)と(栗原)勇蔵が負けなかった。小さいことだけど勇気付けられた。今日はボンバーが一番良かったと思う」

――それもあってか地上戦で攻めてきた印象がある

「向こうが上はダメだから下という感じで、後半はタマ(玉田)とダニルソンのところで回された。でもウチはテツ(榎本)が1対1を2~3回止めた。あとはマチ(中町)が前へ行って戻りが遅くなったときに、自分が頑張って止めることもやらないと」

――それにしても劇的な直接FKだった

「シャワーを浴びていて気付いたんだけど今年一発目だからね。難しいね(苦笑)。もっと入れないと」

――狙い通り?

「壁がデカイから海外にいる感じで良かった。それにGKはナラさん(楢崎)だしね。オレの場合、ファーに蹴るときもあるから、普通に壁上に蹴った。あの壁はJで一番デカイでしょ」

 

【voice of players② DF 22 中澤 佑二 (名古屋戦より)】

闘莉王はFWじゃなくてDFだから

――試合を振り返って

「早く点が入ってほしい展開だった。前半から中盤でパスを回せるものだから、それにつられるように両SBまで同時に上がってしまう。でも最後のところで崩せず、真ん中ではね返されてカウンターを食らう形が多かった」

――後半は少しトーンダウンした印象だが

「前半は守備のところでスイッチを入れていたから良かった。後半は攻撃でスイッチを入れないといけなかったから難しかった」

――名古屋が闘莉王と永井の2トップ気味になったことも影響している?

「闘莉王は永井に裏を狙わせていて、そこで闘莉王に厳しくつくことが難しくなった。ずっと2対2の関係で守っていた。そういうときはボランチがケアしないといけないので課題が残った」

――闘莉王には負けなかった

「闘莉王はFWじゃなくてDFだからね(笑)。でも、最後はやられているから。とりあえずチームとして負けなくて良かった。あそこでFKを決めてくれて良かった。これでなんとか次につながる」

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