天野貴史、戦線復帰。 -ここだけ練習試合レポ- 10月28日 練習試合 FC東京戦
アウェイで名古屋とドローに終わった翌日、マリノスタウンでBチームがFC東京と練習試合を行った。
1本目はGKが飯倉大樹、4バックが右から小林祐三、青山直晃、喜田拓也(ユース3年)、比嘉祐介。ボランチが狩野健太と森谷賢太郎、右サイドハーフに松本翔、左に小野裕二。2トップが谷口博之と大黒将志。
練習試合で今季3度目の対戦となるFC東京は、長谷川アーリアジャスールと渡邉千真を筆頭に今季多くの公式戦に出場している準レギュラー格以上の選手、途中加入のエジミウソンとネマニャ・ヴチチェヴィッチが顔を並べる錚々たる布陣。互いに実績ある実力者が揃ったことで、公式戦さながらの緊張感ある試合となった。
結果は2-2(1本目1-0、2本目1-2)。
開始5分、太田宏介のクロスに平山相太が高い打点のヘッドで合わせるが僅かに枠外。続けてネマニャが強烈なミドルシュートを放つなど、立ち上がりは前線の個の強さを活かしてFC東京が押し込む。マリノスも全体の距離感を保ち、ボールを大事につなぐことで次第にペースをつかむと18分、センターサークル付近でボールを受けた谷口が右サイドに展開。小野がドリブルで持ち上がりクロスを入れると、質の高いフリーランでファーサイドに流れた谷口が中央に折り返す。これをGKの鼻先で大黒が押し込んで先制。
大黒の細かな動き出しでボールを引き出しワンタッチでさばくポストワークが冴えわたり、谷口は最前線でチャンスに絡む。2トップの質の異なるポストプレーを起点に、中盤以降はゲームを支配。先週の練習試合では良さを出せなかった森谷と狩野の両ボランチも、狩野が高めの位置取りで縦関係になることで上手くパスワークに絡んだ。守備では喜田が平山やエジミウソンとの高さのミスマッチに苦しむ場面もあったが、青山と共に局面で身体を張って奮闘。1本目は1-0で終えた。
天野貴史の戦線復帰
2本目開始からGKが飯倉に代わり六反勇治。松本翔に代わり松本怜が右サイドハーフに入った。そして31分には小林に代わり、3月の左膝前十字靱帯損傷から半年以上戦線離脱していた天野貴史が、ついに対外試合に復帰。ピッチに入る際はスタンドから大きな拍手と声援が送られた。
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