小林3:一生に一回クラスのファインゴール / 中澤2:下がりながらの守りでは力が半減 /奈良輪2:準備期間わずか3日程度でサイドMF / モンバエルツ1: 川崎の特徴を知らなすぎた [川崎戦採点]
[採点&短評]
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。
GK 1 榎本 哲也「2.5」
1失点目は小林のシュータリングに対して定石通りニアのコースを消していた。そのボールをファーサイドで詰められたのだから仕方ない。
DF 13 小林 祐三「3」
一年に一回どころか、一生に一回クラスのファインゴールを決めた。守備でもレナトに突破を許さず、よく守った。しかしチームは勝てなかった。
DF 4 栗原 勇蔵「2」
2失点目の場面はグラウンダーのクロスにあと一歩届かず。配給役に対してプレッシャーがかかっていないため、後ろだけで守るのは難しかった。
DF 22 中澤 佑二「2」
小林へのアシストパスは素晴らしかった。しかし本業の守備では栗原同様に苦しかった。下がりながらの守りでは力が半減してしまう。
DF 23 下平 匠「2」
結果的にファーサイド寄りで2失点を食らっている。ああいった場面ではマークの緩さをのぞかせるが、昨季からそういった傾向はあった。
MF 27 富澤 清太郎「2」
プレッシャーをかけられず、かといって最終ラインの前でフィルターにもなれず。ボランチの仕事量としては物足りない90分だった。
MF 8 中町 公祐「2」
攻撃時は意図的に高い位置を取り、早い時間に2本のミドルシュートを放った。ただしカウンターを食らう遠因にもなり、評価が難しい。
MF 24 奈良輪 雄太「2」
準備期間わずか3日程度でサイドMFになるのは難しかった。守備的な役割を期待されたのに仕事が明確になっておらず、監督の起用責任もある。
MF 25 藤本 淳吾「2.5」
以前よりは意欲的だったが、まだまだ物足りない。ボールに触れず消えてしまう時間も長く、もっと攻撃をリードしてほしい選手。
MF 7 兵藤 慎剛「2.5」
2列目にいてもボールがなかなか入らず、フラストレーションの溜まる日々。いまのチーム事情ならボランチ起用を考えるべきだろう。
FW 11 齋藤 学「2」
攻撃よりも守備に大きな問題を抱えていた。1失点目はコースをまったく限定できず、ボールへの寄せも甘かった。奈良輪同様、起用責任は大きい。
FW 16 伊藤 翔「2」
後半から1トップに入ったが、昨季よりもさらに後方支援が少なく、とても厳しい時間を過ごした。次節以降の反攻に期待したい。
MF 20 佐藤 優平「2.5」
ボランチに入ってボールの出し入れを行った。パスを受けようという意欲に溢れている選手で、いまのチームに必要なタイプかもしれない。
監督 エリク・モンバエルツ「1」
奇策は失敗に終わった。さらにボールホルダーへのプレッシャーよりもブロック形成を優先するなど、川崎フロンターレの特徴を知らなすぎた。