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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

モンバエルツ、大幅なメンバー変更。比嘉、熊谷、飯倉らが先発出場へ [ナビスコ予選1節仙台戦] 藤井雅彦 -1,699文字-

 

リーグ戦開幕から2試合を終え、今度はヤマザキナビスコカップが開幕する。FC東京戦から中3日でのゲームになるが、明日のベガルタ仙台に向けてエリク・モンバエルツ監督は大幅なメンバー変更を考えているようだ。

「リーグ戦とカップ戦を含めて、いる選手で戦っていく。バランスを保つためには競争が必要。若い選手が成長するためにはトレーニングだけではなく試合を経験することが大事」

4-3-2-1_2015B 前日練習を見るかぎり、どうやら直近のリーグ戦から9選手を入れ替える模様だ。FC東京戦に先発出場した選手で今回もスタメンに名を連ねるのは栗原勇蔵、そしてアデミウソンの2選手のみだろう。栗原に関しては北谷史孝の負傷離脱でCBが不足しているため、今回もフル稼働である。中澤佑二がFC東京戦で左足甲を打撲した影響も少なからずある。

アデミウソンに関してはコンディションを考慮しない試合を回避させる考えもあったが、モンバエルツ監督は「彼はトレーニングよりも試合に出てゲームのテンポやリズムに慣れることが大事。そういう意図を持って使おうと思っている」と起用を明言。ただし「90分間プレーすることはないだろう。少なくとも45分は出ると思う」と明かしている。先発し、後半途中に交代することが濃厚で、初ゴールが期待される。

ほかにも注目ポイントは目白押し。

 

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アデミウソン加入によって出場機会が怪しくなってきた伊藤翔のパフォーマンスや、2列目のポジション争いを激化させるであろう佐藤優平と天野純が何を見せるか。さらにはFC東京戦で彼らしいボール奪取からチャンスを作った三門雄大と、煮え切らない男になってしまっている熊谷アンドリューのコンビがどのようにチームをハンドリングするか。そして左SBには「燃えている」と豪語する比嘉祐介だ。もちろん本来のポジションに戻った奈良輪雄太の反攻にも期待したい。

仙台4-4-2 しかし、あえてここではGK争いについて取り上げたい。昨季は榎本哲也がリーグ戦フルタイム出場を達成し、控えの六反勇治はカップ戦でわずかながら出番を得た。その六反は明日、仙台のGKとしてピッチに立つようなので楽しみだが、その陰に隠れていたのが飯倉大樹である。飯倉は明日、2012年12月29日の天皇杯準決勝以来、久しぶりに公式戦のピッチに立つ。

ゴールマウスを守れる選手は、ただ一人だ。DFやMFのように複数いるわけではなく、アクシデントがない限りは途中出場もほとんど期待できない。一度ポジションを手放すと、数年単位で出場機会に恵まれないことだって普通にある。ここ数年、飯倉が移籍を考えなかったわけではない。天野貴史や狩野健太、田中裕介とともに2005年に加入した彼も、気がつけば30歳近い年齢になっている。息の長いポジションとはいえ、もうそろそろ我慢の限界が近づいている。

開幕前、松永成立GKコーチは頭を悩ませていた。「テツ(榎本)と(飯倉)大樹にレベルの差はない。この時期は本当に頭が痛いよ」と。

昨季までの流れもあり、結果的にはここまで榎本が先発している。しかし、飯倉にも実力と意地がある。出場機会さえ得られれば、周囲を納得させるパフォーマンスを見せて、結果を出せる。「長いリーグ戦の中で二人のGKが準備していることが大事」というモンバエルツ監督の言葉を借りるならば、飯倉はずっとサブに甘んじるような選手ではなく、レギュラーがもう一人いることになる。

マリノスの今季初勝利のために。飯倉が満を持してピッチに立つ。

 

 

【この試合のキーマン】

MF 27 富澤 清太郎

 これだけ顔ぶれが変わるので、正直楽しみな選手ばかりだ。能力が高い、低いではなく、ここで奮起してもらいたい選手がたくさんいる。

 その中でも、しいて挙げるならばCBの富澤清太郎に期待したい。今季は、昨季までの流れを引き継いでボランチで起用されていたが、いま志向しているサッカーならCBの有力候補でも不思議はない。ビルドアップ能力は中澤佑二や栗原勇蔵あるいはファビオよりも上だろう。もはや本職がどちらなのかわからないキャリアだが、久しぶりにCBへと帰ってきて、いったいどんなプレーを見せるだろうか。

 

 

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