「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

齋藤3 :サイドに置いておくのはもったいないことを実証/伊藤1.5 :PK失敗がすべて/モンバエルツ2 :カップ戦の負けに大きな意味はないのだろう [ナビスコ仙台戦 採点&短評]

[採点&短評]

※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。

 

GK 21 飯倉 大樹「3」

バックパスを受けると、余裕のトラップとドリブルで相手のプレスをいなした。2年2ヵ月ぶりの公式戦でも試合勘は問題なし。ウイルソンのシュートを止めたかった。

DF 24 奈良輪 雄太「2」

前線でタメができない状況で、思うようにオーバーラップのタイミングを作り出せず。マイボール時に小さなミスも散見され、アピールできたとは言い難い出来。

DF 4 栗原 勇蔵「3」

富澤や熊谷などボールを預けやすい選手がいたため、ビルドアップの場面ではシンプルな動作が多かった。早い時間での交代は日曜日のリーグ戦を見据えて。

DF 27 富澤 清太郎「2」

特にビルドアップの面で期待は大きかったが、持ち味を発揮しきれず。無難なつなぎが多く、攻撃でイニシアチブを握れなかった。後半はつまらないミスも。

DF 15 比嘉 祐介「1.5」

ウイルソンから一瞬目を離し、それが命取りになった。J1レベルでは小さなミスがすべてを決めてしまうことをあらためて思い知ることに。攻撃も消化不良に終わる。

MF 14 熊谷 アンドリュー「2」

もっとスケールの大きなプレーができるはず。パスの距離も種類も、あるいはアイディアも凡庸に終わってしまった。ポテンシャルを発揮できないまま終わった。

MF 6 三門 雄大「3」

チームとしてブロックを形成しながら、ここぞという場面では人とボールに対して能動的に仕掛けてインターセプトに成功。技術的にも進化している。

 

 

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MF 29 天野 純「2」

相手選手の間で受ける動きは見事。ただ、その後のプレー精度と迫力を欠いた。どの場面でもシュートへの意識が足りず、パスを優先しているため相手にとって怖くない。

MF 20 佐藤 優平「2」

高い位置に行けば行くほど非力さが顔をのぞかせてしまう。完全フリーならば余裕と精度を保てるだろうが、そんな場面はほとんどない。レギュラー獲りには足りない。

FW 39 アデミウソン「2.5」

起点になる働きはできていたが、その後は佐藤や天野純と呼吸が合わずボールを失う場面も目立った。もっとゴール前での仕事に専念させたいところだが…。

FW 16 伊藤 翔「1.5」

この日は後半のPK失敗がすべてだろう。前半はまったくといっていいほど攻撃に登場しなかっただけに、あの場面は決めなければいけなかった。

MF 11 齋藤 学「3」

やはり狭いエリアでのドリブル突破こそがこの選手の持ち味だ。PK獲得のシーンは彼の良さが凝縮されており、サイドに置いておくのはもったいないことを実証した。

DF 5 ファビオ「3」

栗原の出場時間を制限する意味合いもあり、この試合では後半途中からCBに入った。球際の強さはさすがで、安心してポジションを任せられる。

MF 25 藤本 淳吾「2.5」

出場直後に軽率なボールロスト。その後はファウルで止めるしかないなど、残念なプレーだった。ラフィーニャや中村が復帰するまでが勝負だろう。

監督 エリク・モンバエルツ「2」

完全にリーグ戦を意識したメンバー編成と交代だった。鳥栖戦に出場する可能性の高いアデミウソン、栗原、そして三門を途中交代。カップ戦の負けに大きな意味はないのだろう。

 

 

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