「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「引き分けで良しとしてはいけない試合」(中澤)・「ファビオがすごいシュートを決めてくれて勝ち点1を拾った」(兵藤) +ファビオ・栗原他 [仙台戦後コメント] -1,530文字-

【試合を終えて】

DF 22 中澤 佑二

「仙台はみん なが頑張る。早く戻って、全員でブロックを作って、奪ってからは早めに前にボールをつける。FC東京戦のウチを見ているようだった。それに対して前半はサ イドに起点を作って、ワンタッチ、ツータッチのパスをつなげたけど、ペナルティエリア近辺での精度が足りなった。後半は相手がマンマーク気味に対応してき てボールが回らなくなった。途中からバラバラになってしまった。失点の場面は、鎌田のシュートは素晴らしかったけど、彼がFWではなくCBということが問 題。一瞬の隙なのか油断なのかわからないけど、誰も声かけをしていなかった。自分もサイドに出ていたと思うし、中は人が足りていなかったかもしれない。 ファビオのクリアは判断ではなく技術的な問題。それをとやかく言っても仕方がない。それよりもゴール前で相手のCBがフリーでいることが問題。負けなくて 良かったけど、引き分けで良しとしてはいけない試合」

 

エリク・モンバエルツ監督

「予想通り難しいゲームだった。仙台は守備が素晴らしくて崩すのが難しかった。失点はスローインからミスをしてはいけないところでミスをして、よりゲームを難しくした。最終的に追いつけたことには満足している。(攻撃について)コンビネーションのスピードがポイントだった。何度か良いプレーはあったが十分に発揮できなかった。FW陣が効率的なプレーをできなかった。個人のプレーも必要だが、上手く力を出せなかった」

 

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「カウンターとミスで相手にやられた。マイボールになったと思って切り替わった瞬間に相手ボールになって、ゴール前はゾーンで対応しようと思っていた。でも、そこにどこから現れたかわからない選手がいて、やられた。それもヘディングならゴール前での距離が遠いから入らなかっただろうけど、ちょうど良いボールをボレーで決められた。ただ、決められるときはああいう感じになる。仙台は守備が堅いので先制されると難しい。でも悪いサッカーをしていたとは思わない。後半は相手がロングボールを蹴って、セカンドボールを拾ってからもこっちの裏にまた蹴ってくる展開で、ボールの奪いどころを作れなかった。柏戦での前向きの守備と、後ろに下がりながらの守備の違いはあったと思う」

MF 7 兵藤 慎剛

「交代は後半になってボールにあまり絡めなかったからだと思う。けがをしたわけではない。前半、ボールによく絡んで前にボールを入れることができていた。でも後半に入ってからダラダラとして相手のペースになって、ウチは全体が間延びした。仙台戦はこういう難しいゲームになるので早めに決着をつけたかった。後半は距離感が悪くてロングボールが増えてしまった。それでセカンドボールの拾い合いになって、仙台が得意なペースになった。もうちょっとアデミウソンの近くに人を置くことが必要。アデミウソンはパスを出せるし、自分で行くこともできる。孤立させないことが大事になるけど、今日は孤立させた部分があった。ファビオがすごいシュートを決めてくれて勝ち点1を拾った」

MF 5 ファビオ

「(ゴールについて)あの場面はセットプレーの残りで前にいた。あのプレーではとにかくボールを思い切り蹴ることだけを考えていた。誰かがゴール前にボールを放り込むというシチュエーションを作っていた。しっかりボールを蹴り込むことができた。それがサポーターのところかゴールに行くかは自分にもわからなかった。自分はいつもチームの手助けになりたいと思ってプレーしているが、今日は失点の場面のプレーもあったので、いつも以上に手助けしたいという気持ちが強くなっていた」

 

 

 

 

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