「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「2ヵ月サッカーから離れていたのは人生で初めて」(中村)・「試合に出られるならポジションは関係ない」(熊谷) +ラフィーニャ・兵藤他 [名古屋戦前コメント]

【試合に向けて】
エリクモンバエルツ 監督

「浦和戦での選手の姿勢には満足している。高い強度のプレーを続けて、浦和を下げさせて、浦和を困らせた。失点のところは少し残念だったが、視察に訪れた協会のスタッフも今年のJリーグで一番いいゲームだったと言っていた。レベルの高い相手に対してしっかりプレッシャーをかけて裏へ飛び出した。ああいった戦い方しかなかったと思う。
ここからは連戦が続く。どの試合も勝ちたいと思っているが、リーグ戦も戦わなければならない。疲労を溜めないように、試合に出ていない選手にプレー時間を与える。そのバランスを取りながら戦いたい。シナリオとしてはナビスコカップの仙台戦と同じ状況だ。仙台戦は負けてしまったがゲーム内容は悪くなかった。PKも獲得したし、それを決めていれば引き分けのゲームだった。だから私は仙台戦に出場したメンバーも信頼している。いずれにせよこの連戦を11人だけで戦うことは不可能だ。
(中村とラフィーニャについて)二人とも彼らの本来のパフォーマンスにはまだまだ遠い。ただ、名古屋戦では少しでも使えたらと思っている。ラフィーニャは30分くらい、中村はそれよりもう少しできると思う。二人ともにフィジカルコンディションは100%ではないが、ゲームの中で取り戻していくことが必要になる。まずはゲームのリズムに慣れていくことが目的だ」

MF 14 熊谷 アンドリュー

「試合に出ることが第一優先。試合に出られるならポジションは関係ないと思っている。名古屋の前線には強烈な選手が多い。ノヴァコヴィッチ、川又、永井はそれぞれ武器を持っている。そこで勝負されたら難しい。でも、だからこそ抑えることができれば自信になるし、アピールになる。チャンスは無限にあるわけではない。出たときに結果を残すしかない。仙台戦では結果を出せなかったので、今回はより結果にこだわりたい」

FW 18 ラフィーニャ

「けがの状 態は良くなっている。けがをしていた足首の状態は90%くらいで、全体のコンディションも90%くらいだと思う。あとはゲームに出ることでリズムを取り戻 して、自信をつけていきたい。自分は8ヵ月くらい公式戦に出ていないのでほかの選手のパフォーマンスには追い付かないかもしれないが、練習はしっかりでき ている。あとは試合に出るだけ。そこでゴールを決めればコンディションも上がっていると思われるはず(笑)」

 

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MF 7 兵藤 慎剛

「名古屋は永井や川又といった個人能力の高い選手が多い。マイボールの時間を長くしてゲームコントロールして、相手の形を出させないようにしたい。普段あまり試合に出ていない選手にとっては貴重な機会だし、自分もレギュラーではなくなっている。チームとして結果を出して、予選リーグ突破とリーグ戦につなげていきたい」

MF 10 中村 俊輔

「胆嚢炎で離脱していたことと股関節痛で休んだことがあるけど、2ヵ月サッカーから離れていたのは人生で初めてかもしれない。サッカーをやりたい気持ちはあるけど、練習に合流したばかりで足がパンパン(笑)。足首の感覚は手術前と変わらない。でも試合の流れを感じる部分はやってみないとわからない。足首に関してはテーピングを巻くのが嫌。ちょっとしたステップやボールを蹴ることに関しても自分は繊細なほうだから。でも、いまは再発しないことを優先しないといけないから、夏頃にはテーピングを巻かずにプレーできるような状態にしたい。あとはチームとしても縦に早いサッカーになっている。急いでいるというか、急がざるをえないというか。自分が入ったら早いサッカーとゆっくりのサッカーの使い分けをしたい。自分のところでギアチェンジをして、あとは守備のスイッチ役になりたい。かじ取り役になりやすいポジションだと思うので」

 

 

 

 

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