「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

<無料記事> 「今日は前の選手が点を取ったことに尽きる」(小林)・「自分も点を取りたかった(笑)」(兵藤)・「納得いかない部分もある」 (中澤)[湘南戦後コメント] -2,069文字-

【試合を終えて】

FW 39 アデミウソン

「手を目に 当てるパフォーマンスは、家族や友人とやっていたこと。サンパウロで初めてゴールを決めたときからやっていて、ゴールパフォーマンスのような感じになって いる。これからもっとゴールを決めてパフォーマンスをやりたい。初ゴールまで時間がかかった。チャンスはあったけど決められなかった。ここまで時間がか かってしまったけど、これからはチャンスをしっかり決めていきたい。兵藤がいいボールを落としてくれたので、自分はボールに対して真っ直ぐ入っていった。 体の向きを変えようか考えたけど相手もいたのでその時間はなかった。結果的にアウトサイドで蹴ったような感じになった」

エリク・モンバエルツ監督

「今日のゲームはインテンシティの高いゲームだった。前半は遅攻がうまくいって、そこからのコンビネーションで点を取れた。後半、我々はカウンター中心になって結果的に3-0で終わった。得点は3点だったがほかにもチャンスを作れたし、ゲームプランとしては考えていたとおりだった。(中村について)今日のゲームはご覧のとおりとても強度の高い試合だった。彼はまだ100%の状態ではないので、その強度では難しい。これからコンディションを上げていく必要がある」

 

DF 22 中澤 佑二

「決めるべき人が決めた。それに尽きる。結果だけみれば完勝だけど、前半に点を取ってからの時間と後半は、相手にずっとボールを持たれている。ウチはカウンターで何度か前へ行ったけど、守備の時間のほうが長かった。ずっと攻められていて、ペナルティエリアの外あたりで体を張って守っていた。だから一概に喜べない。後半はほとんどゲームを支配されていたから。納得いかない部分もあるし、湘南が時間をかけてくれたので良さが出なかったのもある。でも今日のウチのようなサッカーでは浦和やフロンターレに勝てない。いまのウチのサッカーは相手ありきのところがある」

DF 13 小林 祐三

「前半のうちに2点目を取りたい試合展開だった。後半も早く2点目がほしかったし、取らないといけなかった。相手は人数をかけて攻めてきて、攻め込まれる時間も長く感じた。そこを我慢してはね返したことで2点目、3点目が生まれた。押し込まれていたので事故が起きる可能性は低いながらもあったけど、やっていて大丈夫という感覚はあった。それよりも今日は前の選手が点を取ったことに尽きる。オレの何年に一度かのゴールよりも彼らが決めることがチームに良い影響をもたらす。余裕も生まれるだろうし、これから先の試合に向けて意味のあるゴールだった」

MF 7 兵藤 慎剛

「1点目はみんなが連動してゴールを奪えた。(齋藤)学がドリブルでカットインしてきたタイミングで自分がダイアゴナルに動いて相手のギャップでボールを受けて、次にできたスペースにアデミウソンが入ってきた。最初は自分でシュートに行こうと思ったけど相手がそれに対応するポジションだったのでアデの動きを見てボールを落とした。少しアデの足元に入りすぎた形だったけど、うまく決めてくれたと思う。前の選手が点を取るとチームとしても勢いに乗る。自分も点を取りたかった(笑)」

MF 28 喜田 拓也

「相手の隙を突いてのボール奪取から攻撃の一歩目になるのは自分の持ち味でもある。それがゴールにつながってよかった。相手はアグレッシブなプレースタイルだけど一瞬の隙はある。そこを見逃さずに成功体験になったのは自信になるし、これからその回数と精度を上げていきたい。最初は自分でシュートを打とうかと思ったけど、相手が中を閉めてきたのでパスを選択した」

MF 10 中村 俊輔

「まだいろいろなことが整理されていない。監督は今日の2点目、3点目のような縦に早いサッカーが好きだと思うけど、相手にとっては速攻できない試合もある。浦和戦ではせっかく先制できたけど自分たちの時間を作れなかった。今日も先制したあと、自分たちの時間をうまく作れないところがあった。今日はクローザーだったので前からボールを追いかけて少しでもフィルターになって、あとはアグレッシブにやることだけを考えていた」

MF 6 三門 雄大

「試合の入りの時間帯はあまり良くなかったけど、そこをしっかりしのいでプレーできた。個人的に一番よかったのは、アデや(齋藤)学が決めてくれたこと。それによってチームとしても勢いが出る。これから中2日、中3日のゲームが続く中で彼らがゴールを決めた意味は大きい。2点目がなかなか入らなかったけど、相手のビルドアップで崩される感じはなかった。自分たちは優勝を目指しているので、こういう試合をしっかり勝ち切ったことは意味がある」

MF 27 富澤 清太郎

「自分の中ではそんなに重要なゴールではないので。ラフィーニャに感謝したい。それよりもチームが勝って前へ進んだことがよかった。湘南さんは少し勝てなくなってリズムが出ない感じで、そういうタイミングで対戦したことがよかったかもしれない」

 

 

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