伊藤3.5 「ワールドクラスのゴールで勝利への渇望を訴えた」・熊谷2「本人にもチームにも痛い交代」・天野貴史1.5 「厄日」 [神戸戦採点&短評]
【採点&短評】
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。
GK 1 榎本 哲也「2」
3失点とも相手のシュート技術が上だった。渡邉のシュートスキルを知り尽くしているだけに興味深い対戦だったが、結果が出なかった。
DF 2 天野 貴史「1.5」
3失点目の転倒は痛恨だった。試合後の記者会見で指揮官が名指しで評価を口にするなど、今季初出場の試合は厄日でしかなかった。
DF 22 中澤 佑二「2.5」
ベテランらしい言動でチームを引っ張ろうと試みたが力及ばず。交代は週末の松本戦に疲れを残さないためで、アクシデントではない。
DF 27 富澤 清太郎「3」
1失点目は渡邉への寄せが一歩遅れたが相手を褒めるべきだろう。反撃の狼煙となるゴールは冷静にコースを射抜いた。
DF 15 比嘉 祐介「2」
深追いしすぎたために相手をフリーにする場面もあったが全体的には積極的なプレー。伊藤のゴールをアシストしたボールは狙い通りならすごい。
MF 14 熊谷 アンドリュー「2」
接触プレーで左足首をねん挫し、無念の途中交代。前方向のプレーを見せていただけに本人にとってもチームにとっても痛い交代だった。
MF 20 佐藤 優平「2」
中町が出場してから叱咤激励を受けてアグレッシブさを思い出す。ファウルぎりぎりのプレーもあったが、それくらいの思い切りが必要だ。
MF 29 天野 純「2.5」
ボールを受けてターンするプレーは秀逸。しかしその後のフィジカルが追いつかない。可能性は見せたが、トップレベルで使える段階にはない。
MF 26 中島 賢星「2」
何よりも覇気が感じられない。18歳でもプロなのだから爪痕を残す努力をしなければ生き残れない。J1デビュー戦は散々だった。
MF 7 兵藤 慎剛「2.5」
周りに染まってしまう悪癖は相変わらず。後半途中からは目覚めたように走り始めたがちょっと遅かった。スタメン再奪取は大変な作業だ。
FW 16 伊藤 翔「3.5」
ワールドクラスのゴールでスタンドを沸かせ、勝利への渇望を訴えた。負傷明けでコンディションが心配されたが無事にフル出場。
MF 8 中町 公祐「2.5」
打点の高いヘディングでアシストに成功。ほかにも戦う姿勢を見せたが、最後の局面でプレーが雑になったのは残念だった。
DF 5 ファビオ「2.5」
予定調和の交代か、あるいは0-2になったから出場したのか。いずれにしても大勢に影響のない出場で、プレーも特筆要素なし。
FW 9 矢島 卓郎「-」
いまの起用法で結果を出せというのは、かなりの無理難題だ。パフォーマンス云々の前に、何に期待しているのか監督の意図が見えない。
監督 エリク・モンバエルツ「1.5」
メンバー選考を否定するつもりはない。ただしプロの興行なのだからチームとして勝ちを目指す姿勢はもう少し必要だった。