「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(ガンバは)リアリズムを持っている。我々はクオリティーを持っている。」(モンバエルツ)・「2試合連続ゴール中だけど満足していない」(藤本)+飯倉・三門他 [ガンバ戦前コメント] <無料>

【試合に向けて】

FW 39 アデミウソン

「自分が加 入した頃よりも周りとのコンビネーションが良くなっている。それによって自分自身も助けられている。チームには11人の選手がいて、だからこそみんなでプ レーすることに意義がある。たった一人で11人を抜ける選手は世界にいない。その選手のためにスペースを作る選手、相手を引きつける選手、パスをもらおう と動かす選手がいる。最近はやりたいことができているので楽しい。そしてガンバ戦は重要な試合だとわかっている。勝ち点3を得るだけでなく相手から勝ち点 3を奪うので、勝ち点6の価値を持つ試合になる」

エリク モンバエルツ 監督

「ガンバはたくさん勝っているチームだが印象的なパフォーマンスというわけではない。ポゼッションできて、守備は低い位置で守る。そして個人能力が高い。でも私にとって印象的なチームではないし、必ずしも難しいゲームになるとは思わない。ただ、それは彼らのパフォーマンスが低いと言っているわけではない。4連勝してきた相手と、彼らは違う。彼らはリアリズムを持っている。去年のチャンピオンチームでさらに補強している。ACLで勝ち抜いているし、Jリーグでも上位にいる。疑いなく強いチームだ。
それに対して我々はクオリティーを持っている。チームは向上しているし、メンタル面も良い状態だ。我々のプレースタイルができ始めている。難しいゲームになるが、私は自分たちの選手に自信を持っている。相手の個は強いが、ウチのアデミウソン、(齋藤)学、(藤本)淳吾も相手にとって危険な選手だ。特にアデミウソンが違いを生み出せると思っている。ただ、彼はもう少しフィニッシュの集中力が必要だ。ゴール前で落ち着きをコントロールできればJリーグトップのFWの一人になると思う。
ウチとしてはボールを失ったときに、相手の2トップにカウンターを出されないことが大事になる。だからCB二人にとってはビッグゲームになる。1対1で宇佐美とパトリックを止めないといけない。
兵藤はポリバレントな選手で、私は彼を信頼している。中町と似たクオリティーを持っている。単純に運動量があるが、この試合ではいつもより少し守備に注意を払う必要がある。いつもより前に出る回数を減らして、喜田とのコンビネーションが大事だ。兵藤はしっかり戦える選手で、その能力はチームに必要」

MF 6 三門 雄大

「宇佐美とパトリックにボールを入れさせないことがポイント。相手の2トップに自由にプレーされると苦しくなる。ガンバはパス回しも上手いけど、シンプルに長いボールを使ってくることも多い。ボランチが前へ奪いに行くけど、最終ラインがロングボールで下げられて、そのギャップを使われるのが一番危ない。自分が遠藤選手の近くのポジションになるので、なるべくいい形でボールを出させないようにプレッシャーをかけたい。年間の勝ち点という意味では大きな意味を持つ試合になる」

 

 

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DF 13 小林 祐三

「4連勝しているけど順位表に目を向けると、どちらかというと下位のチームが多い。ただ、それでも4連勝というのはなかなかできないのがサッカー。状態が良いときに上位のチームと対戦できるのは楽しみ。ガンバはカウンターのチームになってきている。前の選手に行ってらっしゃいというボールも多い。そこで一発でやられないことが大前提。そういったリスク管理は監督が口酸っぱく言っている部分でもあるので、その成果を見せるいい機会」

MF 7 兵藤 慎剛

「上位対決で勝ったほうが上に行けるわかりやすい状況。ガンバはとりあえずしっかりボールをつなげるチーム。ポイントになるのはやっぱりヤットさん(遠藤)のところ。ただ、最近は前線の選手をシンプルに使う場面も多い。中盤でどうやってプレッシャーをかけるかが大事になる。ボランチに入ったら中盤でバランスを見ながら前へ出ていく。後ろでしっかりボールを回しながら、前の選手が気持ち良くプレーできるようにやりたい」

GK 21 飯倉 大樹

「宇佐美とパトリックはセット。二人で攻撃の起点になっている。宇佐美はシュートのときの足の振りが早い。海外チックな選手で、ああいう選手が増えたらJリーグはもっと盛り上がると思う。攻撃力のあるチームとの対戦は楽しみ。やるか、やられるか、ではないけど、少しの油断やミスで勝敗が決まるゲーム。そういう緊迫した試合は楽しい。ガンバがいいチームなのは選手みんなが知っているので、集中して試合に入れると思う」

MF 25 藤本 淳吾

「2試合連続ゴール中だけどまだまだ満足していない。相手が清水と松本で、どちらかというと下位のチームだった。自分が先発になってから連勝していることもあまり気にしていない。それよりも次の試合が大事。強い相手に結果を出せば印象も変わってくるし、こういう大事な試合で結果を出さないと意味がない。けが人が復帰してきたら自分のポジションも安泰ではない。いまはとにかく結果を出し続けることだけを考えてプレーしたい」

 

 

 

 

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