「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

熊谷4.5 「試合序盤から縦方向を意識した球出し」・ラフィーニャ4 「決定力の違いを見せつけた」・北谷3.5「積極的な姿勢」 [山形戦採点&短評]

【採点&短評】
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。

 

GK 31 鈴木 椋大「3.5」

スリッピーなピッチでセーフティーファーストなプレー。試合の入り方もまずまずで、ミドルシュートのコースの見極めも正確だった。後半には被決定機セーブもあった。

DF 2 天野 貴史「3」

身体能力で競り負けるシーンがあるのは致し方ないが、前回と同じように転倒でピンチを招いた場面には冷や汗を流した。チャンスと見るや高い位置まで上がって惜しいクロス。

DF 33 北谷 史孝「3.5」

前方向の守備で思い切りの良い出足を見せた。少し遅れてファウルになる場面もあったが積極的な姿勢は良かった。つなぎの場面ではドキドキさせながらも無難にこなしていた。

DF 27 富澤 清太郎「3.5」

コンビを組んだ北谷をコントロールしながらのプレー。全体的にラインを下げ過ぎてピンチを招く場面もあったが、リードしている影響もあったか。ビルドアップは普通だった。

DF 15 比嘉 祐介「3」

オーバーラップのタイミングは的確。クロスはラフィーニャを狙ったかとても怪しいが、積極的な姿勢がゴールにつながったのは事実。技術面の向上は依然として課題だろう。

MF 14 熊谷 アンドリュー「4.5」

試合序盤から縦方向を意識した球出し。ワンタッチ目で攻撃方向を変えることができ、相手のプレッシャーをかわすことができる。貪欲な攻め上がりから追加点もゲットした。

 

 

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MF 20 佐藤 優平「3.5」

自陣での危険なボールロストもあったが、すべてはチャレンジしたからこそ。ボールを受ける直前に判断を変えるプレーもあり、技術の高さでマリノスの攻撃をリードし続けた。

MF 29 天野 純「3」

攻撃の多くに絡んだものの最後のインパクトに欠ける。2点目につながったクロスにしてもトラップを成功していれば自身でシュートを狙えた。主力組との差はまだあるか。

MF 26 中島 賢星「3」

サイドプレーヤーでないのは明らか。それでも縦方向へのプレーを増やし、後半には中に入って惜しいミドルシュートを放った。できればダメ押しの3点目を決めたかった。

FW 18 ラフィーニャ「4」

決定力の違いを見せつけた。2点目につながったように前線からの守備でも頑張っていた。ただし後半に入ってからは明らかにガス欠、あるいはモチベーションが低下した。

FW 16 伊藤 翔「3」

出来は悪くなかったラフィーニャとの決定力の差が浮き彫りに。ルーズボールの処理は相変わらず上手で実効性も高い。あとはコースを限定する役割をもう少し増やしたい。

FW 9 矢島 卓郎「3」

チーム全体が守勢になっていたので効果的なボールは来なかった。それでも時間帯を考えてサイドに流れるプレーは賢明で、局面でのフィジカルはさすがの強さを誇った。

MF 7 兵藤 慎剛「3」

ラフィーニャとの交代で入ってトップ下へ。全体的に慌ただしい時間帯のためボールキープで落ち着かせることが主な役割。一度やってきたチャンスはシュートでもよかった。

監督 エリク・モンバエルツ「3」

若手に経験を積ませるという点でとても意義ある試合になった。ただしナビスコカップ全体を総括すると、ややもったいなかった印象もある。いまの段階で是非を問うことはできないが、今後のチーム強化につなげていくべき敗退だ。

 

 

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