「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

喜田1.5 「壁にぶつかっている」 ・伊藤2 「本質的にはトップの選手」・アデミウソン2 「依存度が高すぎる」 [鹿島戦採点&短評] -1,552文字- 

【採点&短評】

※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。

 

GK 21 飯倉 大樹「2」

3失点ともお手上げのシュートシチュエーションだった。それよりもキャッチから迅速に狙ったフィードに精度を求めたい。チャレンジは悪くないだけに、どこからで1本通したい。

DF 13 小林 祐三「1.5」

この選手がこれだけ1対1で苦しむのは本当に珍しいこと。金崎の突破力に後手を踏み、ファウルになってしまう場面もあった。失点に直結したわけでないが、この日は個人レベルでも完敗だった。

DF 22 中澤 佑二「2」

相棒のファビオがジネイに、右側にいる小林が金崎に苦しみ、その両方をカバーする役割の自身も後手に回った。特にサイドに吊り出されて金崎と1対1をやるのはさすがに厳しい。

DF 5 ファビオ「1.5」

小林同様、個人レベルでこれだけやられた試合は過去にあっただろうか。ジネイの身体能力とポストワークにたびたび苦しめられ、相手の攻撃の起点をつぶせなかった。次節は切り替えたい。

DF 23 下平 匠「2」

序盤は前線への好パスもあったが、時間経過とともに高い位置を取れず持ち味発揮ならず。守備ではカイオとの対峙に苦労した印象。ぶち抜かれたわけだが、ストップすることもできなかった。

MF 28 喜田 拓也「1.5」

壁にぶつかっている。一時期のようなアグレッシブさを出せず、ボールを持っても無難なプレーに終始している。判断が遅く、前方向にボールを出せていない。それでも乗り越えなければいけない壁だ。

MF 6 三門 雄大「2」

後半は意識的に高いポジションを取って相手を押し込んだ。しかし決定打とはいかず。本職はボランチのはずだが、なぜかトップ下のほうがパフォーマンスは際立つ。本人よりもチームとしての問題だろう。

MF 25 藤本 淳吾「2」

アクションを起こそうとした結果、ミスでボールを失う。それでも動きのキレそのものは悪くなく、消えている時間帯も少なかった。ショートコーナーの対応に関しては本人が責任を痛感しているはず。

 

 

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MF 11 齋藤 学「1.5」

試合の大部分で消えていた。役割が整理されていない感は拭いきれず、相手にとって脅威にならなかった。左サイドに固定するのは得策ではなく、中央でボールに絡む回数を増やすべきだろう。

FW 16 伊藤 翔「2」

トップ下としてつなぎ役を担うも、後方から効果的なボールがほとんど入らなかった。チーム事情で2列目に入ったが、本質的にはトップの選手だろう。いま一度起用法を見直したい。

FW 39 アデミウソン「2」

序盤はさすがのキープやボディコントロールを見せたが、時間経過とともに消えていった。ゲームメイクとフィニッシャーの両方をこなさなければならず、チームとしての依存度が高すぎる。

MF 7 兵藤 慎剛「2.5」

後方と前線のつなぎ役として及第点以上の働きを見せた。しかしながら、この役割を求めるならばスタートから起用しなければあまり意味がない。次節はスタメンに復帰するのではないか。

FW 18 ラフィーニャ「2」

運動量以上に活動量が少ない。それでも自陣深くまで戻ってのディフェンスは感動的だった。あとは相手ゴールに対してどれだけプレーできるか。使い続ければパフォーマンスは良くなるはずだ。

MF 29 天野 純「-」

前節はリーグ戦デビューで、2試合連続での途中出場となった。だが、出場時間が短いため印象に残るプレーはできなかった。トレーニングでアピールを続けて出場時間を確保したい。

監督 エリク・モンバエルツ「1.5」

このメンバー構成で効果的なポゼッションができないのは必然だろう。かといって積極的な守備をするわけでもない。相手が強かったのは事実だが、いかにして勝つかの道筋は見えにくい試合だった。

 

 

 

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