「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「レアンドロは中田英寿さんみたいな感じ」(青山)・「4-2-3-1を浸透させて、残り2試合にぶつけていきたい」(中村) 柏戦後インタビュー

 

【voice of players(柏戦を終えて)DF 26 青山 直晃】

聞いていた以上にいい選手だった

――試合を振り返って

「立ち上がりが悪かった。この雨なのでセットプレーやミスが失点につながるのは分かっていた。だからこそ痛かった。もっと集中しなければいけなかった」

――失点の時間帯については?

「前半もそうだけど、後半の立ち上がりも入り方が悪かったと思う。ボールをつなぐのか、ある程度蹴るのかハッキリしていなかった。そこで失点したのが痛かった」

――攻撃は悪くなかったように見えたが

「2失点したあとの戦い方は悪くなかったし、90分トータルではやりたいサッカーができていたと思う。ただ結果の部分はそうではなかった」

――レアンドロ・ドミンゲスと対戦した感想は?

「初めて対戦したけど、聞いていた以上にいい選手だった。いいところでボールを受けて、いいプレーをする。中田英寿さんみたいな感じなんですかね」

 

樋口 靖洋 監督

「前節の勝利で目標に勝ち点差『2』へと近づいたところだっただけに、勝ち点を積み上げることができなかったのは残念。ゲーム前半に関しては、本来はもっとしっかりとボールを動かしたかった。思ったよりも雨でグラウンドの状態が悪く、2バウンド目でボールが止まったりするケースがあったりして、少しアバウトなボールがお互いに多くなった。そこでセカンドボールの勝負になった。選手たちは最後までゴールを目指す姿勢を貫いてくれた。ハーフタイムで『今日は勝たなければいけないゲームだ。後半、よりリスクを冒して行くんだ』と言って、交代した選手たちを含めて全員が前に前に行ってくれたと思う。失点に関しては全体の足が止まってしまった」

MF 25 中村 俊輔

「[4-2-3-1]の形はできていた。負けてもガックリとは感じていない。あとはメンタルのところだけ。可能性がなくなったわけではないけど、ACLを目指してやってきたわけだから。[4-2-3-1]を浸透させて、残り2試合にぶつけていきたい」

DF 22 中澤 佑二

「1点目はO.Gだけど、この天候であの位置で簡単にファウルしてしまったから。相手はレアンドロが帰ってきて攻撃に迫力があった。2点目のところは中盤が止まってしまった。ウチはあの形から失点することが多い。ACLは蓋を開けてどうか。こういうゲームをやってしまうのはACLにトライするチームではない。挑戦するにふさわしいチームにならないと。残り2試合でそうなれるか。僕らはまだまだ。こんな失点シーンがあったダメ。最も気をつけなければいけないプレーヤーにやられた」

MF 28 熊谷 アンドリュー

「監督からはレアンドロと茨田のところを抑えろという指示があった。雨で芝のコンディションが悪くて、競り合いの部分で強く当たりたかったが、なかなか力を出すことができなかった。ボールを奪って、どれだけ味方に散らせるかがポイントだったけど、自分の状況判断もあまり良くなかった」

GK 1 榎本 哲也

「一番やられたくないところでやられた。注意していたセットプレーとレアンドロだから。自分の中ではそこだけ。そこの部分でチームに危機感を持たせることができなかった。あとは時間帯も時間帯だった。攻撃面はひっくり返せるようなパワーがあったと思うけど、あの2点目が痛かった」

DF 24 金井 貢史

「前半のいい流れのときに点を取れなかった。でも絶対に点を取れると思っていたし、実際に点を取ることはできた。でも一番大事な結果がともなっていないので意味がない。O.Gは自分の頭に当たってしまった。あれはオレのミスと言われても仕方がない」

FW 10 小野 裕二

「時間はあったので決めたかった。ああいう得点機で決めきれないのがいまのチーム状況だと思う。最後の部分は課題。奪ったボールを素早く攻撃につなげるショートカウンターが無理だったときに、周りを使うのか、それとも自分でシュートまで持っていくのか。そういった部分でチームとしての共通意識が足りないかもしれない」

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