「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

スタメン11人を選ぶ権利は監督にあり、選手はそれを受け入れるしかない -富澤清太郎の完全移籍について (藤井雅彦)

8日夜、MF富澤清太郎がJ2・ジェフユナイテッド千葉に完全移籍することが発表された。富澤は2012年に東京ヴェルディから加入し、4シーズン目を戦っていた。今季は1stステージ17試合中11試合に出場。しかし先発出場は4試合にとどまり、最近は試合終盤にクローザーとしての役割を務めることが多くなっていた。

一方で、控え組中心の編成で臨んでいたナビスコカップには予選リーグ7試合中6試合に先発した。途中出場となった1試合はリーグ戦の主力組が先発した清水エスパルス戦で、主に主力組のバックアッパー、あるいは控え組の一人として扱われていた感は否めない。ポジションも他の選手とのバランスを見てボランチとCBで併用され、立ち位置が定まらなかった。

移籍決断の理由は新監督の起用法と無関係ではないだろう。第10節・名古屋グランパス戦に3バックで臨んだチームにおいて、富澤は3バックの右を任された。チームは2-0の完勝を収め、次節のアルビレックス新潟戦も同じポジションで出場して1-0と2連勝した。この2試合の富澤の出来は秀逸で、前方のポジションを務めた小林祐三は「自分を完璧にコントロールしてくれた」と賛辞を述べていたほどである。

 

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