「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「自分たちから仕掛けていくことが攻略する糸口になる」(中町)・「どうやってスペースを作り出すか」(三門) [甲府戦前コメント]

【試合に向けて】

MF 8 中町 公祐

「いい意味で勝 ち負けが大事になる。夏場だし、相手がブロックを作ってカウンターを狙ってくるので、さらにボールを失いたくない気持ちになる。でもそれを承知でどれだけ 前にボールをつけて、そこに人数をかけられるか。自分と喜田でボランチを組むなら、自分がどれだけ前に絡めるか。リスクはあるけど、自分たちから仕掛けて いくことが甲府の攻略する糸口になると思う。局面での個の能力なら自分たちのほうが上だと信じてプレーする」

エリク モンバエルツ 監督

「[5-4-1]で守備ブロックを作ってくるチームに対してはスペースを作り出さないといけない。そしてどこかでスピードアップしないといけない。それで相手のブロックをかわしていきたい。あと甲府に対しては攻撃から守備への切り替えも重要になる。相手は低い位置で守備ブロックを作り、前に広いスペースを作り出し、使ってくる。だから我々が攻めてボールを失ったあとの切り替えのところで高いパフォーマンスが必要になる。
いずれにせよ我々の武器は連動した中でのスピードある攻撃だ。ラフィーニャが戻ってきて、アデミウソンや(齋藤)学らとスピードある選手が揃っている。いま、ホンモノのラフィーニャが戻ってきた。私は彼のプレーを評価している。いろいろなクオリティを持っている選手で、裏に抜けることができて、足元で縦パスを受けることもできる。いまのコンディションに戻るために彼は努力した。彼はチームにプラスαをもたらしている。
(セットプレーについて)組み合わせの中で長所と短所がある。中村が先発しないときはセットプレーのパフォーマンスが少し落ちてしまう。別のキッカーも責任を持ってプレーするが、中村のキックは素晴らしいのでどうしても効率性が落ちてしまう。中町も素晴らしいキッカーだが、彼はチームで一番ヘディングが強いのでゴール前に置きたい。あとは三門や下平のキックに期待したい。もちろん途中から中村が出るかもしれない」

 

 

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MF 11 齋藤 学

「とにかくこの1勝はでかい。9試合勝てなくて、勝つことのむずかしさを思い知った。この1勝で流れを変えたいし、そうするためにも次の甲府戦が重要になってくる。名古屋戦は自分たちがやられる雰囲気はなかったし、攻撃陣がそれぞれゴールを決められたのもよかったと思う。それでもすべてがうまくいったわけではないので、結果を出しながら反省と修正を繰り返して強くなっていきたい。そうすれば自然と順位も上がっていくはず」

MF 6 三門 雄大

「ブロックを作られてゴール前を固められるから難しい試合になる。素人の人が9人いても、それを崩すのは難しい。それがプロで、相手も勝ちたいという気持ちでやっているので、さらに難しい。止まってプレーしないことが重要。相手の裏への動きを続けたい。自分が走ることで周りの選手にスペースができればいいし、こちらが止まってしまうと相手も崩れない。どうやってスペースを作り出すかが問題で、それができれば楽しい試合になる」

 

 

 

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